このカード、見たことありませんか? 全国で詐欺が多発、気を付けて By - grape編集部 公開:2017-01-25 更新:2018-05-27 詐欺 Share Post LINE はてな コメント 街頭で道行く人に、カードを見せながら声をかける…そんな行為を見かけたことはありませんか。 「めぐまれないこどものために かつどうしている ボランティアです」 そう名乗り募金を要求。そして受け取った募金は自分のポケットへ。「募金詐欺」の被害が全国各地で確認されました。 被害がネット上で多く報告されるきっかけとなったのは、Twitterユーザーのよっくん(@yoshi115t) さんのツイートでした。 実物大ガンダム前で昼夜を問わず、こんなカードを見せて募金を要求してくるアジア系外国人がいます。随分前に声をかけられた時はスルー。観察してると受け取った金はポケットにin。怪しいので調べてみると募金詐欺…と。外国人旅行客にまで声をかけてますが日本のイメージ悪くして欲しくないな〜 pic.twitter.com/gioE2UuEov— よっくん (@yoshi115t) 2017年1月15日 「貧しい子どもを支援したい」その善意を自分の利益のために利用するという、非常に悪質な詐欺です。 このツイートを見た人からは、「私も見かけました」というリプライが届き始めます。 「埼玉のショッピングモールで見かけました」 「名古屋駅のあたりでも最近増えています」 「東北のかなり田舎のほうですが、お金を渡してしまいました」 多くの反響に、よっくんさんは「せっかく集まった情報だから」と、詐欺が発生していると思われる地域を集計して地図に起こしました。 一定の様式にそった内容で作られたカードを提示し、寄付を求める人に遭遇したと報告のあった都道府県の一覧 何気なくTweetした内容がたくさんRTされ、引用やリプでかなりの数の状況報告を頂いていましたが、その数が多すぎてとても個別に返事が出来ませんでした。ならばせっかく集まった情報なのでリプ返しのつもりで集計でも…と思いまとめてみました。寄付を求める行為の是非は考えず情報の集計です pic.twitter.com/mdrtBoAgNl— よっくん (@yoshi115t) 2017年1月20日 【特徴】 まずカードを見せ、寄付を求め、署名を求めるケースも 受け取った寄付は、ポケット、封筒、箱に収める 高確率でアジア系の人で、海外でも同様の報告あり ※ここでは、その是非には触れず統計としてまとめました @yoshi115t ーより引用 北は宮城県~南は鹿児島県まで、全国各地に幅広く報告があったことがわかります。 もちろん、全ての人がこのツイートを見ているわけではありませんので、ここで白色になっている都道府県でも被害が発生している可能性もあります。 行為自体は注意すべきであるが… ただ、よっくんさんは最初のツイートに対し、このように追記しています。 一昨日のツイートがRTでけでなくリプや引用の形で情報提供されてるので後ほど集計してみようかと思ってます。ただ「外国人による」と書いたのは、海外から来てくれてる旅行客の観光を邪魔しているので自国民としての不快感でしたが、特定層のヘイト的感情を刺激してしまう様でミスだったと反省。 https://t.co/vNZA5zSJP4— よっくん (@yoshi115t) 2017年1月18日 よっくんさんが注意喚起しているのは「寄付を装った詐欺」であり、特定の国の外国人に対してではありません。お話を伺ったところ、「詐欺は憎むけれど、国は憎まない」とおっしゃっていました。 苦しんでいる人々を募金でサポートしたい、そう思ったなら、支援活動を行っている団体を通して寄付を行いましょう。 「カードを見せて寄付を募る」ケースでも、受け取ったお金を本当に寄付に充てていることも可能性としてゼロではありません。ですが、本当に募金活動をするのであれば、団体名や具体的な支援先を明示すべきであり、募金を集める行為として適切とは言えません。 多くの人が詐欺の実態を知り、「疑わしい人に対してお金を渡さない」ということを徹底することで、悪質な行為を減らすことができるはずです。 [文/grape編集部] 出典 @yoshi115t Share Post LINE はてな コメント
街頭で道行く人に、カードを見せながら声をかける…そんな行為を見かけたことはありませんか。
「めぐまれないこどものために かつどうしている ボランティアです」
そう名乗り募金を要求。そして受け取った募金は自分のポケットへ。「募金詐欺」の被害が全国各地で確認されました。
被害がネット上で多く報告されるきっかけとなったのは、Twitterユーザーのよっくん(@yoshi115t) さんのツイートでした。
「貧しい子どもを支援したい」その善意を自分の利益のために利用するという、非常に悪質な詐欺です。
このツイートを見た人からは、「私も見かけました」というリプライが届き始めます。
「埼玉のショッピングモールで見かけました」
「名古屋駅のあたりでも最近増えています」
「東北のかなり田舎のほうですが、お金を渡してしまいました」
多くの反響に、よっくんさんは「せっかく集まった情報だから」と、詐欺が発生していると思われる地域を集計して地図に起こしました。
一定の様式にそった内容で作られたカードを提示し、寄付を求める人に遭遇したと報告のあった都道府県の一覧
北は宮城県~南は鹿児島県まで、全国各地に幅広く報告があったことがわかります。
もちろん、全ての人がこのツイートを見ているわけではありませんので、ここで白色になっている都道府県でも被害が発生している可能性もあります。
行為自体は注意すべきであるが…
ただ、よっくんさんは最初のツイートに対し、このように追記しています。
よっくんさんが注意喚起しているのは「寄付を装った詐欺」であり、特定の国の外国人に対してではありません。お話を伺ったところ、「詐欺は憎むけれど、国は憎まない」とおっしゃっていました。
苦しんでいる人々を募金でサポートしたい、そう思ったなら、支援活動を行っている団体を通して寄付を行いましょう。
「カードを見せて寄付を募る」ケースでも、受け取ったお金を本当に寄付に充てていることも可能性としてゼロではありません。ですが、本当に募金活動をするのであれば、団体名や具体的な支援先を明示すべきであり、募金を集める行為として適切とは言えません。
多くの人が詐欺の実態を知り、「疑わしい人に対してお金を渡さない」ということを徹底することで、悪質な行為を減らすことができるはずです。
[文/grape編集部]