SNSで話題の星野源『うちで踊ろう』は、演奏者への愛がたっぷり その理由とは…
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新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言で、自宅で過ごす日々が続いていました。宣言は解除されましたが、以前のように自由に出歩くことが難しい状況。
そんな中、星野源さんが、音やダンスを重ねてコラボしたり、カバーをアップして欲しいと、『うちで踊ろう』を作詞・作曲し、ネット上に公開しました。
これまで、さまざまなアーティストや芸能人、政治家までもが、それぞれの形でコラボした動画が話題に。
そんな『うちで踊ろう』は、合わせて演奏・演技する人への気配りが神だと、別の方向性でも注目を集めているのです。
タイトルから音域、グルーヴ感まで
まず、『うちで踊ろう』というタイトル。
なんらかの事情で踊れない人も、せめて胸のうちで踊って欲しいとの思いから、『おうちで踊ろう』ではなく、『うちで踊ろう』というタイトルに…。
事情があって踊ることがキビシイ人にも、心で楽しんで欲しいとの気遣いが、タイトルに表れていますね。
そして、次に注目すべきは、その音域。使われているのは、五線のなかに全ておさまる音のみです。
もっと、くわしく見てみると、一番下の音も、一番上の音も「レ」。ということは…「リコーダー」などの吹く楽器で出しにくい低音や、歌で発声しにくい高音がないのです。
しかも、サビは「ソソミソラシラ」。つまり、4つの音「ミソラシ」だけなのです。
これなら、あまり音楽が得意でない人も、初心者でもチャレンジしやすいですよね。
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また、リズムも、とてもシンプル。日本人が、拍子を取りやすいといわれている「4分の4拍子」です。
そして、曲の中で、細かい音は「16分音符」が1か所だけで、ほとんどが「8分音符」。休符とタイ(弧線)に気をつければ、数えやすく、演奏しやすくなっています。
さらに、曲全体からのメッセージ。1か所を除いて、フレーズの終わりは、すべてが隣り合わせの音になっています。
「シラ」「ソラ」「ラソ」…隣の音と行ったり来たりするようになっていて、「まるで今こそつながっていること、お互いが寄り添っていることが大事」と語っているかのようです。
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最後に、自然に出てくるグルーブ感。この曲は、一番強い音になる一拍目のほとんどが、休符(休み)です。
曲の中で強くしたい音は、音域が高いか、タイ(弧線)でつながれています。
サビの『うちで踊ろう』でいうと、「うちで」の部分は1拍目が休みなので、ふつうに演奏すると、音域の高い「踊ろう」の「ろ」部分が自然と強くなります。
要するに、誰が演奏しても、カッコイイ!
星野さんの「神」ともいうべき心配りには、脱帽です。緊急事態宣言が解除された今でも踊りたくなるステキな曲ですね!
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]