SNSで話題の星野源『うちで踊ろう』は、演奏者への愛がたっぷり その理由とは…
公開: 更新:

※写真はイメージ

アンガールズ田中、国家資格の受験を報告 合格率は約20%で…お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんが、国家資格を受験したことを報告しました。多くの人からエールの声が寄せられています。

杏「クーラーがありません」 40℃でも家にエアコンが設置できない理由とはフランスで暮らしている杏さん。災害級の暑さだといいますが、家にはエアコンが設置できないといいます。その理由は…。
grape [グレイプ] entertainment
公開: 更新:
※写真はイメージ
アンガールズ田中、国家資格の受験を報告 合格率は約20%で…お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんが、国家資格を受験したことを報告しました。多くの人からエールの声が寄せられています。
杏「クーラーがありません」 40℃でも家にエアコンが設置できない理由とはフランスで暮らしている杏さん。災害級の暑さだといいますが、家にはエアコンが設置できないといいます。その理由は…。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言で、自宅で過ごす日々が続いていました。宣言は解除されましたが、以前のように自由に出歩くことが難しい状況。
そんな中、星野源さんが、音やダンスを重ねてコラボしたり、カバーをアップして欲しいと、『うちで踊ろう』を作詞・作曲し、ネット上に公開しました。
これまで、さまざまなアーティストや芸能人、政治家までもが、それぞれの形でコラボした動画が話題に。
そんな『うちで踊ろう』は、合わせて演奏・演技する人への気配りが神だと、別の方向性でも注目を集めているのです。
タイトルから音域、グルーヴ感まで
まず、『うちで踊ろう』というタイトル。
なんらかの事情で踊れない人も、せめて胸のうちで踊って欲しいとの思いから、『おうちで踊ろう』ではなく、『うちで踊ろう』というタイトルに…。
事情があって踊ることがキビシイ人にも、心で楽しんで欲しいとの気遣いが、タイトルに表れていますね。
そして、次に注目すべきは、その音域。使われているのは、五線のなかに全ておさまる音のみです。
もっと、くわしく見てみると、一番下の音も、一番上の音も「レ」。ということは…「リコーダー」などの吹く楽器で出しにくい低音や、歌で発声しにくい高音がないのです。
しかも、サビは「ソソミソラシラ」。つまり、4つの音「ミソラシ」だけなのです。
これなら、あまり音楽が得意でない人も、初心者でもチャレンジしやすいですよね。
※写真はイメージ
また、リズムも、とてもシンプル。日本人が、拍子を取りやすいといわれている「4分の4拍子」です。
そして、曲の中で、細かい音は「16分音符」が1か所だけで、ほとんどが「8分音符」。休符とタイ(弧線)に気をつければ、数えやすく、演奏しやすくなっています。
さらに、曲全体からのメッセージ。1か所を除いて、フレーズの終わりは、すべてが隣り合わせの音になっています。
「シラ」「ソラ」「ラソ」…隣の音と行ったり来たりするようになっていて、「まるで今こそつながっていること、お互いが寄り添っていることが大事」と語っているかのようです。
※写真はイメージ
最後に、自然に出てくるグルーブ感。この曲は、一番強い音になる一拍目のほとんどが、休符(休み)です。
曲の中で強くしたい音は、音域が高いか、タイ(弧線)でつながれています。
サビの『うちで踊ろう』でいうと、「うちで」の部分は1拍目が休みなので、ふつうに演奏すると、音域の高い「踊ろう」の「ろ」部分が自然と強くなります。
要するに、誰が演奏しても、カッコイイ!
星野さんの「神」ともいうべき心配りには、脱帽です。緊急事態宣言が解除された今でも踊りたくなるステキな曲ですね!
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]