「ただ生きたいだけ」 歌で黒人差別に抗議した12歳の少年 驚きの展開に
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森口博子、タクシーに乗って行き先を告げたら運転手が…?タクシー運転手の対応に反響が上がりました。タクシーに乗車して、目的地を告げると…?
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grape [グレイプ] entertainment
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2020年5月25日、アメリカ・ミネソタ州で黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行された後、亡くなりました。
この事件の翌日、ある12歳の黒人少年がInstagramに投稿した動画が一気に拡散しました。
少年の名前はキードロン・ブライアントくん。
キードロンくんは「僕の心の中にある思い」としてInstagramでオリジナル曲『I Just Wanna Live(僕はただ生きたいだけ)』を披露。
するとその動画が話題となり、共感や称賛の声が殺到したのです。
まだあどけなさの残る12歳の少年が「僕はただ生きたいだけ」と歌う姿に人々は心を打たれ、「あなたの心の痛みを感じる」「涙が止まらない」などのコメントが寄せられています。
またキードロンくんの歌声はアメリカを代表する有名人たちの心も動かしました。
バラク・オバマ前大統領や歌手のジャネット・ジャクソン、ケイティ・ペリーら数々の著名人が自身のInstagramにキードロンくんの動画をシェアし、彼を称賛しています。
それだけではありません。なんとキードロンくんはこの数週間後、大手レコード会社『ワーナー・レコーズ』と契約を結び、6月19日に『I Just Wanna Live』が正式にリリースされたのです。
発売日が『ジューンティーンス(Juneteenth)』というアメリカの奴隷解放を祝う日だということにも、大きな意味があるのでしょう。
海外メディア『TODAY』によると、この曲を作詞したのはキードロンくんの母親なのだそう。
彼の胸の内を代弁したような歌詞は、きっと愛する息子が抱える不安や葛藤を理解している母親だから書けるものなのでしょう。
ワーナー・レコーズは『I Just Wanna Live』の収益を全米黒人地位向上協会(NAACP)に寄付すると発表しています。
ジョージ・フロイドさんの事件をきっかけにアメリカを始め、世界中で警察の黒人への暴力や人種差別に抗議するデモが行われています。
12歳の少年が歌という形で訴えたパワフルなメッセージは、多くの人の心に届いていることでしょう。
[文・構成/grape編集部]