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「変わるわけない」と特売肉を『マイタケ』まみれにした結果 「声出た」「疑ってごめん」

By - grapeフード編集部  公開:  更新:

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※grapeフード編集部

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スーパーマーケット(以下、スーパー)で見かける、一番安い輸入牛のステーキ肉

「今夜はステーキだ!」と意気揚々と焼いてみたら、「ゴムみたいに硬くて噛みきれない…」と家族が沈黙してしまった経験、ありませんか。

高い霜降り肉を買えば解決しますが、家計を考えるとそうもいきません。

そこで今回は、インターネットで噂される「マイタケの酵素で肉が柔らかくなる」という裏技を検証します。

「キノコと一緒に置くだけで変わるわけがない」という疑いを持ちつつ、1枚のステーキ肉を真っ二つに切り、片方だけをマイタケまみれにしてみました。

【検証ルール】1枚の肉を半分にカット 左右で検証

カットした肉

撮影:grapeフード編集部

今回の検証では、できるだけ個体差の影響をなくすため、以下の厳しいルールを設けました。

  • 肉の選定: 100gあたり398円の『特売ステーキ肉』を1枚用意。
  • 舞茸の量: スーパーで売っている『1パック約100g』を丸ごと使用。
  • カット: 包丁で真ん中から半分にカットし、左右で食べ比べを行う。
  • 処理:
    • 左側: 何もせず、そのまま調理。
    • 右側: みじん切りにした舞茸を全体にまぶして3時間漬け込む。
  • 調理: 筋切りなどは一切行わず、同じフライパンで同時に焼く。

余計な工程を加えず、舞茸に漬けるかどうかだけで、どれほど違いが出るのかを検証します。

【下準備】肉をマイタケで埋め尽くす

マイタケを刻む

まずは、マイタケの下準備から。舞茸は包丁でできるだけ細かくみじん切りにします。

カットしたマイタケ

撮影:grapeフード編集部

これは、マイタケに含まれるたんぱく質分解酵素をしっかり引き出し、肉全体に行き渡らせるためとの工程です。

刻むことで表面積が増え、酵素が働きやすくなるといわれています。

肉にマイタケを被せる

次に、バットにマイタケを敷いたら、その上にステーキ肉をのせ、さらに上からもマイタケをたっぷりと被せましょう。

バットに入れたマイタケ

撮影:grapeフード編集部

マイタケに肉がサンドされている状態。正直なところ、この時点での見た目はかなり衝撃的で、肉を土に埋めているようなビジュアルです。

肉にマイタケをのせた様子

撮影:grapeフード編集部

「これ、本当に大丈夫?」と半信半疑になりましたが、グッとこらえます。

マイタケにしっかり肉を埋めたらラップをかけ、「柔らかくなりますように…」という願いを込めて冷蔵庫へ。

3時間寝かせる

バットに入れた材料

撮影:grapeフード編集部

今回は、冷蔵庫で3時間じっくり漬け置きしました。

果たして、この下準備が特売のステーキ肉をアップグレードさせられるのか、期待と不安が入り混じる状態で、いよいよ焼いて検証していきます。

【実食比較】切った瞬間、はっきり差が出た

下準備を終えた2種類のステーキ肉を、同じタイミングでフライパンに並べて焼いていきます。

上がそのままの肉、下がマイタケに漬けた肉です。

肉を焼く様子

撮影:grapeフード編集部

火を入れていくと、どちらも表面にこんがりと焼き色がつき、見た目に大きな違いはありません。

焼き目がついた様子

撮影:grapeフード編集部

火が通ったところで塩コショウを振り、同じ皿に盛りつけて実際に食べ比べてみます。

ナイフを入れてみると…?

まずは、フォークでそれぞれの肉をギュッと押して弾力を比べてみましたが、この段階でははっきりとした差は感じられません。

比較している様子

撮影:grapeフード編集部

「本当に違いは出るのか?」と少し不安になりつつ、ナイフとフォークでカットしてみると、明らかな差がありました。

比較している様子

撮影:grapeフード編集部

何もしていない肉は、ギコギコとナイフを動かさないと切れないほどのかたさ。

一方、マイタケに漬け込んだ肉は驚くほどスッとナイフが入って、すんなりと切れたのです!

箸で刺してみても一目瞭然

比較している様子

撮影:grapeフード編集部

さらに箸でも比較してみると、その違いは歴然。通常の肉は、箸で突き刺すことはできても、そこから裂けません。

一方、マイタケ漬けの肉は、箸だけで繊維がほどけるように切れていきます。

よく観察すると、マイタケに漬けたほうは、肉の繊維同士がわずかに離れているような印象。噛む前から「柔らかそう」と分かる、明確な変化が見て取れました。

柔らかそうな肉

撮影:grapeフード編集部

【味の感想】塩コショウだけでもうまみがすごい

どちらのステーキ肉も、味つけは塩コショウとシンプルです。

それにもかかわらず、マイタケ漬けの肉は、噛んだ瞬間に柔らかさが広がるだけでなく、肉そのもののうまみがグッと引き立っている印象でした。

一方、そのまま焼いた特売ステーキは、ややパサついており、味も単調。同じ塩コショウでも、ここまで満足感が違うことには驚きです。

特売ステーキにプラス100円を出してマイタケを買うだけで、ここまで柔らかく、おいしく仕上がるのであれば、わざわざ高級なステーキ肉を選ばなくてもいいかもしれません。

調理方法 弾力 ナイフでの切れやすさ 箸での切れやすさ
そのままの肉 ×
マイタケに漬け込んだ肉

漬け込んだマイタケは捨てずに活用

漬け込みに使ったマイタケは、バター醤油でさっと炒めてソース代わりにしました。

マイタケを炒める様子

撮影:grapeフード編集部

このソースがステーキと相性抜群!ステーキにのせるとコクと香ばしさがプラスされ、満足感がさらにアップします。

ソースをかけた肉

撮影:grapeフード編集部

マイタケが肉自体も料理もグレードアップさせる、楽しい検証でした。

【気になった点】「好みが分かれる」と感じた理由

検証は大成功でしたが、実際に食べてみて1点だけ注意すべきことも分かりました。

それはマイタケの香りが肉にしっかりと移るということです。

口に入れた瞬間にマイタケの風味が広がるため、純粋な肉の味だけを楽しみたい方や、キノコが苦手な方には好みが分かれるかもしれません。

また、食感も肉を噛み締めるというよりはほどける感覚に近くなります。

ワイルドなステーキ感を求めるときより、上品に味わいたいときにおすすめの調理法といえるでしょう。

一手間で『特売肉』がごちそうに

肉とマイタケ

撮影:grapeフード編集部

夕食作りの前に、ほんのひと手間かけるだけで、特売ステーキ肉がここまで柔らかくおいしくなるなら試さない手はありません。

マイタケに漬けておくだけの簡単な下準備で、家族の反応もきっと変わるはず。

もし今日スーパーに立ち寄る予定があるなら、ぜひ特売コーナーをのぞいてみてください。


[文・構成/grapeフード編集部]

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