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ワークマンのランニングシューズは買うべき? 「10km走ると…」

By - ドルフィン  公開:  更新:

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足に負担がかかるランニングにおいて、シューズ選びは大切です。

「軽くて高反発なシューズがいい」というのは分かっていますが、スポーツブランドのランニングシューズは1万円を超えることも…。

どうしたら低価格かつ高品質のランニングシューズを買えるのか悩んだ結果、筆者がたどり着いたのはワークマン。

そこで見つけた『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』が、多くのランナーが待ち望んでいたであろうシューズでした!

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』を履いて、意気揚々とランニングをしていた筆者を、待ち構えていたものとは…。

ランニングシューズを探している人は、ぜひ最後までご覧ください。

※この情報は、2022年4月現在の情報をもとにしています。また、商品は地域・店舗・時期により販売されていないケースがあります。

ワークマンのランニングシューズを購入! 長距離を走れるスペックあり

筆者は以前、運動不足を解消するために、運動用のシューズをワークマンで購入したことがありました。

こちらはスポーツ全般に向いていた仕様。今回の『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』は、長距離のランニングをするために手に入れました。

反発力やクッション性が高い、ハイエンドモデルだそうです。

素材:ポリエステル、ポリウレタン樹脂、EVA、高反発EVA(BounceTECH)、合成ゴム

サイズ:24.5~28.0cm

色:アッシュグレー、マリブブルー

価格:1900円(税込)

『アッシュグレー』『マリブブルー』の2色展開で、筆者はコーディネートがしやすそうなグレーをチョイス。

※写真の商品はアッシュグレー

パッと見で特徴的だったのが、反り上がっているつま先です!

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールの反り上がっているつま先

接地面から垂直にカーブしていて、正面からソールが見えるほどでした。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールの反り上がっているつま先

つま先が急カーブしているのは、踏み込んだ時に、足が自然と前へ出るようにするためですね。

一般的なスニーカーと比べて、地面を蹴りやすそうです!

このまま、ソール部分から見ていきましょう。

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』を横から撮影しました。ソール部分の厚さは、実寸サイズでこんな感じ。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールのソールの厚さは最大5cm、最小2cmほど

触ってみると、ソフトボールの球のような、硬めの弾力でした。

ソールを見ていると、かかと部分に『Bounce TECH(バウンステック)』という文字を発見。

『Bounce TECH』のロゴ

これはソールの前後に搭載された、強度の違うクッションのことのようです。

ソールの前部分にあたるつま先には、反発力が生まれる『Bounce TECH』を、下の写真で丸く囲ってある部分に内蔵しているとのこと。

つま先部分の『Bounce TECH』

後ろ部分にあたるかかとには、衝撃を吸収しやすい『Bounce TECH』が、鮮やかな赤色で搭載されていました。

かかと部分の『Bounce TECH』

指で押すとぷにぷにします。

靴底全体を見てみると、滑りにくそうな、でこぼこがびっしり。

靴底

黒くなっている部分を中心に、ゴムのような粘着性があったので、接地面とのグリップが増しそうです。

ランニングシューズのかかとを見ると『Find-Out(ファインドアウト)』のロゴがありました。

『Find-Out』のロゴ

デザインされている下地と同じ黒色なので、あまり目立ちませんね。

少し左足全体のバランスが傾いているようにも見えますが、個体差が出るのは仕方ないでしょう。気になる人は注意してください。

次はランニングシューズの表面をチェック!

つま先部分は、多少の雨ならば弾きそうな、ゴム製になっていました。触るとつるつるしています。

ゴム製のコーティング

側面の生地は、通気性のよさそうなメッシュ素材。

メッシュ素材

光が透けるほど薄く、これが軽さとムレにくさを演出しているのでしょう。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールのメッシュ素材を光に透かして通気性を確認している

足の甲を包むシュータンには『Find-Out』という、ワークマン独自ブランドのロゴ付き。

『Find-Out』のロゴ

かかと部分にはループが付いていて、暗闇の中でライトに照らすと反射する、反射材になっています。

かかと部分のループ

ほかにも、ランニングシューズの全面に使われているメッシュ素材が、『キラリ』と光りました。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールのメッシュ素材が光に反射している

アッシュグレーという明るめの色の作用はあるかもしれませんが、夜間時に自動車や自転車から見つけやすそうですね。

靴紐は、グレーの地に黒色の点のようなものが、斜めにデザインされています。ただ、靴紐が短く感じ、結ぶのに少し苦労しました。

靴紐

次はランニングシューズの内側に注目しました。かかと部分に衝撃を吸収したり、フィット感をよくしたりする、クッションが付いています。

かかと部分のクッション

かかとを挟むように、2か所ありますね。

インソールは鮮やかな蛍光緑色です。シューズ本体が落ち着いた色なので、メリハリがあってかっこいいです!

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールを上から撮影して、インソールを確認している

インソールの厚さを見るために取り出そうとしましたが、なかなかうまくいきません。力を込めて引っ張ると、『ブチッ』という音が聞こえました。

インソール

インソールと本体は、かかと部分でくっ付いていたようです。

インソール

厚さは2mmほどで、スニーカーなどの普段靴と変わらない厚さでした。自分好みのインソールに変えて、クッション性を上げてもいいかもしれませんね。

最後に、『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』の重さを確認します!

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールの右足を計量したら291.0gだった

右足の重さ

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールの左足を計量したら288.0gだった

左足の重さ

左右で3gの違いがありました。

計量方法や個体による違いが生まれるのは仕方のないこと。筆者はアスリートではないので、3gの差は気になりませんが、こだわりのある人は注意しましょう。

いずれにせよ、足への負担が少ない軽さです!

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』の仕様を確認しましたが、ハイエンドモデルなだけはありました。

ワークマンのランニングシューズを履いて10kmに挑戦! 予想外のピンチに…

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』の下調べは済んだので、実際に履いて外に出たいと思います。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールを履いてアスファルトの上に立っている

履いてみると、足首を中心に『ギュッ』と固定されたかのような、安定感がありました 。それでいて、つま先部分は指を曲げられるゆとりがあり、ほどよい開放感もあります

「これならいけそう!」と感じた筆者は、10kmのランニングを決意。

入念な準備運動をしてから挑戦です!

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールを履いて準備運動をしている

財布や自撮り棒を持ち運ぶために、ウエストポーチを身につけました。

ワークマンのウエストポーチを身に着けている

こちらも以前、ワークマンでゲットした商品の1つ。

運動中でも邪魔にならない、ちょうどいいサイズ感です。

最後の準備として、できるだけ正確な距離を測りたいと考え、スマートフォンのランニング用アプリをインストールしました。

最近のランニング用アプリは、距離や時間はもちろんのこと、平均ペース、消費カロリー、平均心拍数、高低差まで、分かるそうです。

せっかくなので、すべて連動させてレッツゴー!

ランニング用アプリで距離を測定している、0.00kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

カウントが10.00kmを超えたらゴールです!

この日は肌寒く、動いていないと身体が冷えてくるような天気でした。長距離のランニングをするのに、ちょうどいい状況だったかもしれません。

スタートからしばらくは順調そのもの、ランニングシューズのおかげで歩調は軽やかです。

反り返っている、つま先の効果なのか、足が前へ前へ出ました。

「どれくらい走れたかな」と思い、アプリを確認。

ランニング用アプリで距離を測定している、14分56秒で2.13kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

悪くないでしょう!

息切れはしていますが、余裕はあります。

ランニングの道中で見つけた、きれいに咲いている花や、水浴びをしている野鳥を撮ることも。

公園の桜が咲いている
公園に流れている小川でカモが水浴びしている

どんなペースで走っていたか、記録することもできました。

過酷な階段も、まだまだスイスイです!

しばらくランニングに集中し、「8kmは過ぎたかな」と、心地よい汗と疲労を感じた頃に、距離を確認すると…。

ランニング用アプリで距離を測定している、49分03秒で5.75kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

「え、まだ半分ちょっとだ」

この辺りから、足取りが急に重くなります。

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールを履いてランニングをしている

息は完全に上がり、走っているのか歩いているのか、分かりません。

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』の効果なのか、足だけは無事なのが心の支えになりました。

スタートしてから、ついに1時間が経過。

ランニング用アプリで距離を測定している、1時間1分47秒で6.44kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

ぜんぜん足りない。

しかも、よく見てみると…。

ランニング用アプリを起動しているスマートフォンの充電が少なく、赤い状態になっている

電池がないじゃん!

走り切るまで電池は持つのか、モバイルバッテリーをなぜ持って来なかったのか…いろいろと思いましたが、とにかく電池が切れる前に10kmを目指します!

気合いを入れ直してランニングをしていますが、気が付けば残りの電池は10%に。

ランニング用アプリで距離を測定している、1時間19分29秒で8.64kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

残り2%!

ランニング用アプリで距離を測定している、1時間22分51秒で9.02kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

間に合うか…。

ランニング用アプリで距離を測定している、1時間32分25秒で10.10kmの状態

『Nike Run Club』 スクリーンショット

ゴール!

1時間32分25秒で、10.10kmを走ることができました!

アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソールを履いて、10kmランニングを成功し喜んでいる

こちらが走破したルートです!

10kmを走破したルートを地図上で確認している

『Nike Run Club』 スクリーンショット

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』は、最後までランニングをサポートしてくれましたよ。

改めてランニング用アプリの成果画面から、データを確認してみました。

『Nike Run Club』 スクリーンショット

あれ…。平均心拍数、0かよ!

『Nike Run Club』 スクリーンショット

心拍数はカウントされていませんでしたが、自分の走った成果がデータで分かり、達成感がありました。

長距離のランニングは身体に負担をかけることも多いので、短い距離から身体を慣らしていくのがいいでしょう。

10kmのランニングを終え、電池も体力も限界だったので、帰りはバスを使いました。

ワークマンのランニングシューズの感想 「基本的には平均点以上」

・軽くて走りやすい。値段を考えれば十分すぎる程のスペック。

・毎日のウォーキング用に購入しました。歩いている時に推進力を少し感じます。

・ちゃんとしたランニングシューズでびっくりです。この価格で驚異的ですね。

『アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール』の口コミから、一部を抜粋しました。

軽さや走りやすさといった機能性と、リーズナブルな価格に満足している声が多かったです。

ランニング用のシューズではありますが、カジュアルなデザインなので、普段使いもできるのではないでしょうか。

10kmのランニングをした個人的な感想をまとめているので、ワークマンのランニングシューズが気になる人は参考にしてください。

ワークマンのランニングシューズでよかったところ

・税込み1900円で安い。

・つま先の反り返りがいい。

・軽くて動きやすい。

・足にフィットする。

低価格という条件でランニングシューズを探していただけあり、スポーツブランドと比べてリーズナブルなのは一番の魅力でしょう。

つま先の反り返りは、慣れない内だと違和感があるかもしれませんが、長距離を走る時には、足を前へ運んでくれるサポートをしてくれました。

軽いので運動中の負担が少なく、『ガシッ』と足首をつかむ密着性は、走る時に安定感を生みます。

また、足の指を曲げられるゆとりがあり、5本の指で地面を蹴っているという感覚がありました。

ハイエンドモデルなだけはある、爽快な走り心地を届けてくれましたよ。

ワークマンのランニングシューズで気になったところ

・靴紐が少し短い。

・柔軟性にやや欠ける。

・クッション性が物足りない。

人によってとらえ方は変わりますが、靴紐が少し短く感じました。一般的なスニーカーの感覚で紐を結ぶと「あれ、届くかな」と、思うかもしれません。

ですが、しっかり結ぶことはでき、ランニング中に解けることもありませんでした。

フィット感はよかったものの、柔軟性に欠けているのか、ランニングシューズの履き口が擦れて、皮膚が赤くなっていました。

気になる人は靴下でカバーすれば、大丈夫でしょう。

最後に、走り慣れていないのに、いきなり長距離を走った筆者が悪いのですが、走れば走るほど地面からの衝撃が気になりました。

「ヒザにくるな」と感じる場面もあったので、走りに自信のない人は注意してください。

ワークマンのランニングシューズなら、散歩も長距離もおまかせ

『安かろう悪かろう』という言葉が残っているように、リーズナブルな商品に対して、不安がある人もいるでしょう。

ですが、ワークマンのランニングシューズにおいては、「該当しない」とお伝えできそうです!

スマートなデザインに詰め込まれた、さまざまな機能は、「たくさんの人にランニングを楽しんでもらいたい」という、メッセージにも感じました。

もちろん、ワークマンのランニングシューズで「気になったことはないのか」と聞かれたら、「あります」とお伝えしないといけません。

それでも、トータルパフォーマンスに優れた商品と出会えたのは、とても価値がありました。

ワークマンのランニングシューズのように、リーズナブルで使いやすいアイテムはほかにもあります。

ワークマンのブーツ・長靴を履いて、濡らしたり泥まみれにしてみたり、検証した記事があるので、興味のある人はチェックしてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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