破壊された建物に取り残された猫 その1か月後? 「言葉にならない」
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
2022年2月から始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、ウクライナでは多くの人が家を失い、住み慣れた町からの避難を余儀なくされています。
それは人間だけでなく、動物たちも同じ。その中には、飼い主とはぐれ、戦地に取り残されてしまったペットも多いのです。
破壊されたアパートに取り残された猫
ウクライナの首都であるキーウ郊外の都市・ボロディアンカも、ロシア軍の攻撃を受けました。
そのボロディアンカで破壊されたアパートの写真を見た人たちが、あることに気付きます。
壁が壊れてむき出しになったアパートの7階部分に、1匹の猫の姿があったのです。
SNSでは「あの猫を救出してほしい!」という声が上がります。しかし、猫がいるアパートはいつ崩れるか分からない状態で、人が立ち入るのは危険。
そこで、ウクライナで動物保護活動をしているユージン・キベッツさんが、地元の消防隊員らに協力を求めて、猫の救出作戦が行われました。
※動画はInstagram上で再生できます。
ドローンで猫がいる場所を確認した後、消防隊員らがはしご車を使って猫を助け出すことに成功!
猫はやせ細っていましたが、命に別状はありませんでした。
この猫の救出作戦には、多くの称賛の声が寄せられています。
・言葉にならない。ただ、涙と感謝の気持ちがあふれているよ。
・すごく感動した。あなたたちはヒーローだ。
・この猫の命を救ってくれて、本当にありがとう!
猫はメスで、助け出された後すぐに動物病院へ連れて行かれました。そこではキャットフードをもりもりと食べていたそうです。
今では元気になり、新しい家族と暮らしています。
海外メディア『Dailymail』によると、猫は1か月近くもこの破壊されたアパートに取り残されていたのだそう。
住んでいる人がおらず、食べる物もない状況で猫が生き延びられたのは、奇跡としかいいようがありません。
ウクライナにはこの猫のように、ある日突然、飼い主との穏やかな生活が奪われてしまったペットたちがたくさんいます。
1日も早く、ウクライナに平和な日常が戻ってくることを願うばかりです。
[文・構成/grape編集部]