行方不明の愛犬を探し続けていた男性 その5か月後… 「最高の結末」
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2022年4月、アメリカのテキサス州にある動物保護施設『デントン市アニマルシェルター』に、3匹の犬の情報が寄せられました。
犬たちは、ある女性の家の敷地内でうろついているところを発見され、警察がそのうちの1匹を保護することに成功。
シェルターに連れて来られたオス犬は、マイクロチップを装着しておらず、飼い主を特定することができませんでした。
犬はケンドルフと名付けられ、5日間の保留期間を経て、里親を募集することになります。
ただ、ウェブメディア『The Dodo』によると、ケンドルフは周りのすべての人を怖がっていて、誰にも心を開こうとしなかったのです。
『心を開かない犬』に最高の展開が待っていた
その後もケンドルフは誰にも懐かず、散歩に連れて行っても体の震えが分かるほど、怯えていました。
そんなケンドルフを見たスタッフは「この犬に里親が決まるのは難しいかもしれない」と感じていたそう。しかし、その心配は無用でした。
ケンドルフが『里親募集中』の動物たちの仲間入りをすると、ヒューバートさんという男性から電話がかかってきました。
実は、ケンドルフは5か月前に行方不明になった、ヒューバートさんの愛犬のチェイスだったのです!
こうして、チェイスはついに飼い主さんと再会することができました。
ヒューバートさんに名前を呼ばれて、駆け寄っていったチェイス。
ちぎれそうなくらいブンブンとしっぽを振り、全身で喜びを表す姿は『ケンドルフ』として保護されていた時とは別の犬のようです。
ヒューバートさんはこの5か月間、迷い犬のチラシを貼ったり、SNSで目撃情報を募ったり、町中を車で走り回ったりして、チェイスを探し続けていたそう。
彼の涙には、安堵と喜びが込められているのでしょう。
この動画には「もらい泣きした」「犬は私たちにとって大切な存在だよね」「最高の結末」などの声が寄せられています。
ちなみに、チェイスと一緒にいたもう1匹の犬も、無事に保護されたということです。
アメリカでは、行方不明になったペットが保護されても、飼い主が分からないケースも少なくないといいます。
ヒューバートさんは、チェイスがいなくなってからずっと、動物保護施設にいる犬や地元の迷い犬の情報をチェックし続けていました。
愛犬との再会を決してあきらめなかったからこそ、チェイスを見つけることができたのですね。
ヒューバートさんとチェイスの再会は、多くの人に感動を与えただけでなく、行方不明のペットを探している人たちの希望にもなったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]