母猫のミルクを飲む子猫 1匹だけ見た目の違う子が…? 「いい話だ」
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アメリカのカリフォルニア州サンディエゴにある、動物保護施設『ヘレン・ウッドワード・アニマルセンター』に、1匹のスフィンクスの子猫が引き取られました。
短い産毛に覆われたスフィンクスは、毛がないように見えることから、無毛猫と呼ばれます。
クレオパトラと名付けられた子猫はまだ生後4日で、瀕死の状態で保護されました。
なぜなら、クレオパトラの母親が育児に興味を示さず、子猫たちに授乳をしなかったのです。
その結果、残念ながらクレオパトラの兄弟姉妹は助かりませんでした。
育児拒否された子猫の『里親』になったのは?
ウェブメディア『The Dodo』によると、クレオパトラの健康状態は非常に悪く、いつ命の炎が消えてもおかしくないほどだったそう。
施設のスタッフは「この子が生き延びるためには、母親から授乳される必要がある」と分かっていました。
そのうえで全力を尽くそうと、哺乳瓶でクレオパトラにミルクを与え続けます。
するとその1週間後、バレリーナという妊娠中の猫が保護され、3日後に子猫を出産。
そこでスタッフは、バレリーナの子猫たちの中に、クレオパトラを置いてみることにしました。
アメリカン・ショートヘアのバレリーナの子猫たちとクレオパトラは、見た目がまったく違うため、バレリーナが拒絶する可能性がありました。
しかし、バレリーナはためらうことなく、クレオパトラを受け入れたのです。
まるで本物の家族のように、バレリーナや子猫たちと一緒に過ごすクレオパトラの写真には、多くの感動の声が寄せられています。
・いい話だね。涙が出そうになったよ。
・バレリーナは、優しいお母さんだ。
・クレオパトラもバレリーナも子猫たちも、みんな幸せになってほしい!
バレリーナは授乳をしたり、体を舐めてあげたりするなど、我が子と同じようにクレオパトラの世話をしています。
そのおかげで、クレオパトラの健康状態はよくなり、危険な状況から脱しました。
施設のFacebookにはすでに、「クレオパトラの里親になりたい」という声が続々と寄せられています。
バレリーナは、クレオパトラが自分が産んだ子猫でないことは気付いているはず。
それでいて、クレオパトラに母親が必要だということが分かっているのでしょう。母性にあふれた優しい猫ですね。
[文・構成/grape編集部]