宮崎駿の出身大学は? 「知らなかった」「びっくりした」
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長編アニメーション映画『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『風の谷のナウシカ』などを始め、数々の名作を手がけてきた宮崎駿(みやざき・はやお)さん。
『スタジオジブリ』の監督として現在も作品作りに奮闘しています。
そんな宮崎駿さんの出身大学や経歴、最近の活躍など、さまざまな情報をご紹介します!
宮崎駿の出身大学は?
宮崎駿さんは『学習院大学政治経済学部』の出身です。
1963年に同大学を卒業し、アニメの制作会社として知られる『東映動画株式会社(現・東映アニメーション)』に入社。
その後、アニメ制作会社のズイヨー映像で、『アルプスの少女ハイジ』などの制作に携わりました。
宮崎駿ってどんな人? 若い頃は漫画家志望だった?
宮崎駿さんは、4人兄弟の次男として誕生します。
実家は飛行機の部品を製作する『宮崎航空興学』という工場で数千人の従業員を抱えていたそう。大規模な経営を行なっていたことから、裕福な暮らしを送っていたといいます。
小さい頃から絵が得意だった宮崎駿さんは、漫画家に憧れを抱く、手塚治虫さんなどの作品が好きな少年だったとのこと。
そんな時、1958年に公開された日本初のカラー長編アニメーション『白蛇伝』を鑑賞し、クオリティの高さに感動します。
この頃からアニメーションの世界に可能性を感じるようになり、1963年に東映動画に入社。
そこで日本を代表する映画監督として知られる高畑勲さんらと出会い、ともに面白いアニメ作品を次々と制作します。
そして、1978年にテレビアニメ『未来少年コナン』で演出家としてデビュー。同作はNHKで初めて放送された国産アニメーションだったことから、大きな注目を集めました。
その翌年の1979年にアニメーション映画『ルパン三世 カリオストロの城』で映画監督としてデビューします。
公開当時はあまり評価を得られなかったものの、確実な手応えを感じた宮崎駿さんは、漫画を原作とした初のオリジナル作品『風の谷のナウシカ』の制作に取り組みます。
『風の谷のナウシカ』 特報
この時、のちに『スタジオジブリ』の代表取締役となる鈴木敏夫さんと出会い、意気投合。
鈴木敏夫さんは宮崎駿さんの才能を高く評価し、『風の谷のナウシカ』の公開に向けた取り組みを全面的にバックアップします。
そして、1984年に『風の谷のナウシカ』が公開され成功を納めますが、制作会社が倒産。
そこで宮崎駿さんは、鈴木敏夫さんとともに『スタジオジブリ』を立ち上げました。
『スタジオジブリ』記念すべき第1作目は『天空の城ラピュタ』。その後『となりのトトロ』などの名作を生み出しますが、公開当時は成功とはいいがたい結果だったそうです。
赤字経営の中、宮崎駿さんは『魔女の宅急便』を制作。本作はテレビ局や数々の企業とのタイアップが功を奏し、大ヒットを記録しました。
これが1つの分岐点となり、その後『スタジオジブリ』の業績は右肩上がりに上昇。
現在は、日本を代表するアニメーション制作会社として世界中のファンに愛されています。
『スタジオジブリ』の公式ツイッターが大人気!
スタジオジブリの公式ツイッターが開設されたのは、2021年元日のこと。
「明けましておめでとうございます」というメッセージとともに、牛がウイルスを踏みつけているユニークなイラストが投稿されています。
公式SNSの開設を待ち望んでいたファンは大歓喜!フォロワーは瞬く間に増え、2022年6月現在、119万人を超えています。
スタジオジブリのツイッターでは作品に関する情報や『三鷹の森ジブリ美術館』の様子や写真などが発信されており、毎回『いいね!』が殺到しています。
鈴木敏夫さんのプライベートな姿も…。笑顔がとっても素敵ですね!
宮崎駿が引退するって本当?
宮崎駿さんは2013年に監督を務めたアニメーション映画『風立ちぬ』を最後に、引退を宣言しました。
その翌年には『スタジオジブリ』の制作部門の解体を発表し、「本当に引退しちゃうの?」とファンは悲しみましたが、2017年に撤回。
現在は、新作映画『君たちはどう生きるか』の制作に取り組んでいるそうです。
同作は吉野源三郎さんの名作『君たちはどう生きるか』を原作とした長編アニメーション。
宮崎駿さんは幼い頃から原作のファンで、制作を始めた理由について「答えがわからないから、この映画を作っているんだ」と話しています。
制作の過程を見守っている鈴木敏夫さんは「壮大な規模のファンタジーになっている」と言及しており、「早く見たい」といった声があちらこちらで上がりました。
2022年6月現在、公開日は発表されていませんが、公開に向けて尽力しているそうです。
2022年1月に81歳となってからも真摯に作品作りに取り組んでいる宮崎駿さん。これからも世界に感動を与えてほしいと思います。
[文・構成/grape編集部]