子猫を捕まえたい人たちと、捕まりたくない子猫 そこに『救世主』が現れて?
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アメリカでは飼い主がいない犬や猫が見つかると、動物保護活動をしている人たちが出動します。
人懐っこい動物を捕まえることは簡単ですが、人間を警戒している動物の場合だとそうはいきません。
子猫に翻弄される救助隊員たち
ノースカロライナ州にある動物保護施設『SPCA of Wake County』に、エヴァンという子猫が保護されました。
とってもかわいい子猫ですが、実は施設のスタッフたちはエヴァンに半日間、翻弄されたのです。
エヴァンは建築資材を運ぶトラックに忍び込んでいたところを、運転手に発見されました。
運転手から連絡を受けた『SPCA of Wake County』のスタッフ数人が現場へ急行。食べ物でエヴァンをおびき寄せようとしました。
ところがエヴァンは、スタッフたちに近付いてはくるものの、手が届かないギリギリの距離を保っていて、ことごとく捕獲に失敗。
必死のスタッフを横目に、エヴァンはのんきにビスケットを食べたり、草の上に寝転がったりしていたのだとか。
そんなやりとりが続くこと数時間。気付いたら日が暮れてしまいました。
なかなか捕まえられない場合、人によっては別の方法を考えるか、諦めるかもしれません。
しかし、スタッフたちは諦めませんでした。するとそこに『救世主』が現れます。
それは…カエル!
草の中に隠れていた小さなカエルが、完ぺきなタイミングでジャンプしたのです。
エヴァンがほんの一瞬、そのカエルに気を取られている隙に、スタッフが「今だ!」とエヴァンを捕まえることに成功!
こうしてエヴァンはなんと12時間がかりで、無事に保護されました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
『SPCA of Wake County』は、エヴァンを捕まえるまでの苦労話をInstagramに投稿。
見た人たちからは、笑いと称賛の声が上がっています。
・ははは。とんでもなくお騒がせな子猫だったね。
・捕まえるまで諦めずに頑張ってくれてありがとう!
・小さなカエルにも感謝しなくちゃね!
捕まった後のエヴァンは抵抗することもなく、あっさりと『家猫になる運命』を受け入れたようだったとのこと。
現在は仮里親の家でのんびりと快適に過ごしているそうです。
小さな子猫に大人たちが翻弄される様子は、想像すると面白くもありますが、実際はとても大変だったはず。
「この子猫を絶対に捕まえる!」という、スタッフたちの根気強さに大きな拍手を送りたいですね!
[文・構成/grape編集部]