誹謗中傷を受けた青柳晃洋 阪神タイガースの声明に「素晴らしい対応」「賛同します!」
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
インターネットの発達によって、世界中の人と気軽にコンタクトを取れるようになった現代社会。
便利である一方で、その手軽さゆえに、他人の心を傷付けるハードルも下がってしまいました。
日本だけでなく、インターネットが発達した多くの国で、言葉によって他者を傷付ける誹謗中傷行為が問題視されています。
阪神タイガースの『誹謗中傷への声明』に称賛の声
プロ野球球団である『阪神タイガース』は、2022年8月25日にTwitterで声明を発表しました。
普段は画像や動画を交えながら、試合の情報共有やイベントの告知などを行っている、同球団のTwitterアカウント。
しかしこの日に投稿されたのは、選手の心身を守ることを目的とした、真剣なメッセージでした。
同月23日、同球団に所属する投手の青柳晃洋選手が、誹謗中傷の被害を受けていることを自身のInstagramで明かしました。
青柳選手はストーリーズ機能を使った投稿で、実際に寄せられた外見に対する中傷や、脅迫といえるメッセージを公開。
数々の誹謗中傷行為に対し、「多々あるので自分は気にしていないが、『多々』あってはいけない」「やはり気分がいいものではない」とつづりました。
悲しいことに、知名度の高い人ほど多くの誹謗中傷メッセージによる被害を受けるといわれています。きっと、青柳選手以外にも被害者は存在するのでしょう。
時には、言葉のナイフによって命を奪ってしまう誹謗中傷行為。選手を守るために、『阪神タイガース』はこうして声明を出したと考えられます。
声明は拡散され、誹謗中傷と戦う意思を表明した球団に対し、ファン以外からも称賛する声が上がりました。
・素晴らしい対応。こういうのは、ほかの球団もどんどんやるべき。
・声明に賛同します!度がすぎるものは積極的に取り締まってほしい。
・球団が動いてくれてよかった!抑止力になるといいな…。
侮辱罪の厳罰化や、プロバイダ責任制限法の見直しが進み、被害者が泣き寝入りをしないよう社会が少しずつ変化しています。
インターネットは匿名ではありません。1人でも言葉で傷付けられる人が減り、加害者が正しく罰せられる社会になることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]