子犬を避けて事故を起こし、大ケガした男性 それを知った町の人たちは?
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買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
2022年8月、アメリカのミネソタ州にあるフロストという町で、農業を営むスコット・レグリードさんが車を運転していました。すると、道路に1匹の子犬が飛び出してきました。
子犬を避けようとして、とっさにハンドルを切ったスコットさんのトラックは、道路脇のトウモロコシ畑に突っ込んで横転。
海外メディア『Washington Post』によると、彼は衝撃で気を失い、気付いた時には身体がまったく動かなかったといいます。
たまたま付近を運転していた女性が事故に気付き、救急車を呼んでくれたとのこと。
この事故でスコットさんは肩甲骨と鎖骨、肋骨7本を骨折。
さらに、椎骨2本にヒビが入り、肺を損傷する重傷を負い、医師から「トラクターを運転できるまで回復するには、数か月かかるだろう」と告げられたのです。
「収穫ができない!」大ケガをした男性のピンチを救ったのは
その時、真っ先にスコットさんの頭をよぎったのは、ある心配事でした。
もうすぐ収穫期を迎える農作物の収穫ができない!
大豆とトウモロコシを育てているスコットさん。農作物は10月に収穫期を迎えます。
ところが、一人暮らしの彼には収穫を手伝ってくれる家族や従業員がいないのです。
そんなスコットさんのピンチは、人口198人の小さな町の人たちにすぐに知れ渡ります。
彼の友人の呼びかけでフロストとその周辺の町から、十数人の農業従事者たちが自前のコンバインやトラックでスコットさんの農場に集結。
約97ヘクタールの畑で育った大豆を、たったの4時間で収穫し終えたということです!
さらに町の人たちは、スコットさんが入院中に彼の愛犬の世話をしたり、芝生を刈ったりしてくれたのだとか。
スコットさんは「この時期は農家にとって忙しい時期なので、とても助かりました。いつかこの恩をお返ししたい」と語っています。
大豆の収穫を手伝ってくれた仲間たちは、10月末に再びスコットさんの畑に集まり、今度はトウモロコシの収穫をする予定だといいます。
実は隣人たちが彼を助けたのはこれが初めてではありません。11年前の収穫期にスコットさんの父親が他界した時も、仲間たちが集まって収穫を手伝うなどサポートをしてくれたそうです。
人口の少ない小さな町では、自然と近所の人同士のつながりが生まれるのでしょう。
誰かが困っていたら当たり前のように手を差し延べる…そんな優しくて温かい人たちが身近にいるのは、素敵なことですね!
[文・構成/grape編集部]