まさに『因果応報』 宝くじの賞金を寄付した親子 大金になって戻ってきた!
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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新型コロナウイルス感染症のまん延が止まらないアメリカでは多くの失業者が出ています。
ミズーリ州に住むシングルマザーのシェタラ・シムズさんも仕事を失い、日々の生活にも困っていました。
シェタラさんが12歳の娘、ラキヤさんを連れてスーパーマーケットに行った時のことです。親子は駐車場で1ドル札を拾います。
彼女はその1ドルでスクラッチの宝くじを購入。するとなんと100ドルが当たったのです。
生活苦の親子が選んだ100ドルの使いみちは
その時、シェタラさんが持っていたお金はわずか7ドル。100ドルがあれば、親子の生活の大きな助けになります。
ところがラキヤさんが母親にこういったのです。
「ママ、そのお金をこの前撃たれてケガをした警察官に寄付しようよ」
それを聞いたシェタラさんは、その100ドルがノドから手が出るほど必要なのにもかかわらず、娘の提案に即答で賛成します。
親子が暮らすカンザスシティーでは、数日前に警察官が撃たれて重傷を負い、集中治療室に入っていました。
海外メディア『KMBC』によると、シェタラさんは2012年にラキヤさんの姉にあたる娘を殺人で亡くし、その時に警察官たちがとても親身に支えてくれたのだそう。
また家族を失うつらさを分かっている親子は、負傷した警察官の家族の助けになればという思いから、100ドルを寄付することにしたのです。
親子の善意が新たな善意を呼ぶ
シェタラさんは匿名で警察官の家族へ寄付をしました。すると負傷した警察官の同僚がその善意に感激し、寄付の主を探し始めます。
そしてシェタラさんだということが分かり、彼女が経済的に困窮していることを知って、彼女のために寄付金サイトを設立することにしたのです。
警察官がシェタラさんに「あなたのために寄付金サイトを立ち上げたい」と伝えると、彼女は「私より、負傷した警察官のご家族のほうがお金が必要なのではないですか?」と答えたのだそう。
しかし最終的にシェタラさんのためのサイトができると、彼女と娘の親切な行いを知った人たちから次々と寄付が寄せられ、なんと10日間で約14万6000ドル(約1千530万円)が集まったのです。
シェタラさん親子の寛大な行為は警察のFacebookやメディアによって多くの人に知れわたり、称賛の声が殺到しています。
自らの生活が苦しい状態でもなお、見知らぬ人を助けたいと行動に移すことは簡単なことではないでしょう。
善意が善意を呼び、大きなご褒美となって戻ってきたこの出来事は、まさに『因果応報』といえますね。
[文・構成/grape編集部]