『年賀状マウント』に賛否両論 「やるせない」「理解できる面もある」と意見が割れる
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※写真はイメージ

行政が『ヒモ付きの水筒』に注意喚起 内容に「ゾクっとした」「考えもしなかった」ストラップ付きの水筒は、重たい水筒でも肩に掛けることで負担が少なくなる優れもの。遠足や長時間の外出にも適しているでしょう。 しかし、ストラップ付きの水筒が原因の事故が起きていることから、行政が注意をうながしています。

貼り出された『注意書き』に反響 内容に「いいアイディア」「目に入ってほしい」早川公(@hayakawa_ko)さんが郵便局のATMで見つけた『注意書き』に注目が集まりました。
発行枚数が年々減少しているといわれている年賀状。
2022年12月12日放送の情報番組『モーニングショー』(テレビ朝日系)で紹介された、『年賀状マウント』が、ネット上で賛否両論を呼んでいます。
『年賀状マウント』に賛否両論
マウントとは、相手よりも自分が優れていることを示す言動のこと。『年賀状マウント』とは、その名の通り、年賀状を介して、相手にマウントをとる行為として紹介されました。
番組では、我が子の写真を使用した年賀状が1つの例としてあげられ、『年賀状マウント』にならないための注意点や求められる配慮などが紹介されています。
これに対して、ネット上で議論を呼んだのが、自身に起きた幸せな出来事を報告をすることが、マウントになるのか否かという点。
「人の幸せを喜べないほうが、どうかと思う」と疑問視する声もあれば、「内容や相手の状況次第で、自慢ととらえて不快に思われることもあるのでは」と理解を示す声など、さまざまな意見が寄せられています。
・子供の例だけだけど、もしも子供が欲しいのになかなか授かれない人なら、確かに心にくるものはあるだろうし、理解できる面はある…。
・年賀状で劣等感を刺激されるのは、精神的に疲れている人だろう。
・こうして変なマナーができあがっていくのかと思うと、やるせない。
・私なら、仲がいい人の幸せな報告は、嬉しくなるけどな。
SNSをはじめ、自分以外の人の暮らしや人生が見えやすくなったことで、無意識的に相手と比較してしまうようになっている面もあるのでしょう。
「自分は自分、相手は相手」と割り切ることが難しい世の中になってしまったのも、こうして『年賀状マウント』という言葉が生まれた原因の1つといえるかもしれません。
しかし、マウントや自慢など関係なく、年賀状は新年の挨拶として昔から続いてきたもの。
そこには、感謝の思いや相手との付き合いを願う、純粋な気持ちが込められていたはずです。もともとの年賀状の意味を見失わずにいてほしいものですね。
[文・構成/grape編集部]