警官が保護した高齢犬 見つかった状況に「よくもこんなこと…」
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2022年12月、寒さが厳しいアメリカのニュージャージー州で悲しい出来事がありました。
極寒の中で、犬が何日間も屋外で放置されているのが見つかったのです。
ココという名前の10歳のロットワイラーは、屋根もないコンクリートの敷地内に短い鎖でつながれているところを警察官に発見されました。
ココの飼い主は、自宅の水道管が凍ってしまったため、ココを置いて自分たちだけどこかへ行ったといいます。
氷点下の気温の下でココは少なくとも3日間、食べ物も水もない状況で寒さに耐えていたそうです。
ココは動物保護施設『モンマス郡SPCA』に連れて行かれ、体を温めてもらい、食事を与えられました。
血液検査の結果、ココは腎臓結石と、視力に影響を及ぼす遺伝的な病気をもっている可能性があることが分かりました。
ココの病気は、おそらく不注意な繁殖の結果である可能性が高いということです。
飼い主から酷い目に遭わされながらも、とても優しくて愛情深い性格のココは施設のスタッフに懐いていました。
ココが保護されてから約3週間後、嬉しいニュースが届きます。
ココに新しい家族ができたのです!
ココの新しい家は、なんと広さ3.6ヘクタールの農場なのだとか。これからは鎖につながれることなく、好きなだけ走り回れますね。
なお、ココの元の飼い主は動物虐待の罪で起訴される予定だということです。
『モンマス郡SPCA』のFacebookで紹介された、保護された時のココの写真は、とても悲しそうな表情に見えます。
おそらくココは、なぜ飼い主が自分を置いていなくなったのか理解できず、混乱していたのではないでしょうか。
投稿には「かわいそうに」「心が痛い」「どうして愛犬にこんなひどいことができるんだ」など、元飼い主への怒りの声が上がっています。
ココが放置されていた日は非常に寒く、特に高齢のココにとっては命に関わる状況だったそうです。
ココが新しい家族との生活によって、元気に長生きできるといいですね。
[文・構成/grape編集部]