はじまりは江戸時代の遊廓 ほぼ知られてない「モテる」の語源 By - grape編集部 公開:2023-02-02 更新:2023-02-15 Share Tweet LINE コメント ※写真はイメージ 2月14日といえば、バレンタイン。デパートではチョコレート専門店が出店する催事が行われるなど、バレンタインにちなんださまざまなイベントが目白押し。意識しないようにはしていても、チョコレートがもらえるのかどうか気になったり、「俺ってモテてるのかな…」なんてイヤでも考えてしまったりしますよね。 ふだん、友人との会話のなかでも話のネタになりがちな「モテ」に関する話題ですが、そもそも「モテる」ってどんな意味なのかを考えたことはありますか。調べてみると、実は江戸時代から使われている言葉だったのです。 「モテる」の語源は「持てる」 「モテる」とは「異性などから好意をもたれ、人気がある」ことを意味する言葉ですが、そもそもは「持つことができる」という意味の「持てる」が語源なのだそう。「持つことができる」から「保たれる、支えられる」という意味にまで広がり、さらには「人に支持される」ことを表す言葉になったと言われています。 持てはやされる男性を「持てる」と表現した遊女たち そんな「持てる」という言葉ですが、現代と同じ「ちやほやされる」という意味合いで使われるようになったのは、江戸時代の吉原遊郭が始まりなのだとか。吉原遊廓といえば、アニメ『鬼滅の刃』の舞台として登場した花街としても有名ですよね。そんな遊郭で、遊女たちから持てはやされる男性を「持てる」と表現したことに由来しているのだそうです。 ※写真はイメージ 現代のファッションモデルのような存在であったとも言われている花魁。カリスマ性があり流行の最先端である遊女たちが使っていた言葉が、広く大衆に浸透していくというのもうなずけます。 また当初は男性に対してのみ使われた「持てる」という表現ですが、明治時代以降に女性に対しても用いられるようになったそうで、より人々にとってなじみのある言葉となっていったのではないでしょうか。ちなみに、カタカナでの「モテる」という表記が登場したのは、昭和時代の中期以降なのだそうです。 モテるの語源を知ってモテモテ!…とはいきませんが、話題が広がるちょっとした雑学で、男性とも女性とも会話が弾めばすてきですね。 [文・構成/grape編集部] Share Tweet LINE コメント
2月14日といえば、バレンタイン。デパートではチョコレート専門店が出店する催事が行われるなど、バレンタインにちなんださまざまなイベントが目白押し。意識しないようにはしていても、チョコレートがもらえるのかどうか気になったり、「俺ってモテてるのかな…」なんてイヤでも考えてしまったりしますよね。
ふだん、友人との会話のなかでも話のネタになりがちな「モテ」に関する話題ですが、そもそも「モテる」ってどんな意味なのかを考えたことはありますか。調べてみると、実は江戸時代から使われている言葉だったのです。
「モテる」の語源は「持てる」
「モテる」とは「異性などから好意をもたれ、人気がある」ことを意味する言葉ですが、そもそもは「持つことができる」という意味の「持てる」が語源なのだそう。「持つことができる」から「保たれる、支えられる」という意味にまで広がり、さらには「人に支持される」ことを表す言葉になったと言われています。
持てはやされる男性を「持てる」と表現した遊女たち
そんな「持てる」という言葉ですが、現代と同じ「ちやほやされる」という意味合いで使われるようになったのは、江戸時代の吉原遊郭が始まりなのだとか。吉原遊廓といえば、アニメ『鬼滅の刃』の舞台として登場した花街としても有名ですよね。そんな遊郭で、遊女たちから持てはやされる男性を「持てる」と表現したことに由来しているのだそうです。
※写真はイメージ
現代のファッションモデルのような存在であったとも言われている花魁。カリスマ性があり流行の最先端である遊女たちが使っていた言葉が、広く大衆に浸透していくというのもうなずけます。
また当初は男性に対してのみ使われた「持てる」という表現ですが、明治時代以降に女性に対しても用いられるようになったそうで、より人々にとってなじみのある言葉となっていったのではないでしょうか。ちなみに、カタカナでの「モテる」という表記が登場したのは、昭和時代の中期以降なのだそうです。
モテるの語源を知ってモテモテ!…とはいきませんが、話題が広がるちょっとした雑学で、男性とも女性とも会話が弾めばすてきですね。
[文・構成/grape編集部]