スーパーで『ちらし寿司』を買った高校生 秘密の雛祭りを開催したワケに「友情に泣いた」 By - grape編集部 公開:2023-03-08 更新:2023-03-08 ひな祭り高校生 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ ひな人形を飾る、3月3日の『ひな祭り(桃の節句)』。 五月人形を飾る『こどもの日(端午の節句)』が男の子の行事として定着していることもあり、ひな祭りでは、多くの家庭で女の子が主役となります。 食卓にちらし寿司やハマグリのお吸い物などが並ぶ、楽しみなイベントの1つですよね。 男子高校生の願いをかなえた、ひな祭り 「ひな祭りのこの日、何年経っても思い出すんだ」 そんなコメントとともに、漫画家の弓家キョウコ(@kyoko_yuge)さんがひな祭り当日、高校時代の思い出をTwitterに投稿。 高校生だった当時、身体の性別が男性である友達が、弓家さんにだけ「女の子になりたいんだ」と打ち明けてくれたといいます。 「妹のひな人形がうらやましかったけど、いえなかったんだ〜」 ※写真はイメージ そう友達から聞いた弓家さんは、いてもたってもいられません。2人だけでこっそりと、ひな祭りを開催することにします! 友達を自宅に招くと、自分の制服を貸して、ひな祭りらしさがあふれるちらし寿司と、ケーキを食べて楽しくお祝いをしたのでした。 小規模なスーパーマーケットで購入した、ちらし寿司の酢飯が固かったのも思い出の1つ。 高校を卒業してから、2人は連絡を取らなくなってしまったものの、「どこかで今日、その子がこっそりではなく、楽しく過ごせているといいなと願っている」と弓家さんは思っています。 ひな祭りのこの日何年経っても思い出すんだ、高校の時の友達(男子)が私にだけ女の子になりたいんだと打ち明けてくれた日のことを。妹の雛人形がうらやましかったが言えなかったんだ〜って言うから、こっそりわたしの家のわたしの部屋でわたしの制服を貸してひな祭りっぽいケーキとちらし寿司を食べた→— 弓家キョウコ (@kyoko_yuge) March 3, 2023 小さいスーパーのちらし寿司で酢飯ガチガチだったが、なんか楽しかった日のことを。高校卒業して連絡は取らなくなってしまったが、どこかで今日、その子がこっそりではなく楽しく過ごせているといいなと願っている。私にとって3月3日とはそんな日である。— 弓家キョウコ (@kyoko_yuge) March 3, 2023 自分の希望をいい出せず、男女で分けられるイベントで、悲しい思いをしている人たちは一定数いることでしょう。 ひな祭りのエピソードに、多くの人が心を揺さぶられています。 ・泣いちゃった。ひな祭りがしたい子、全員を祝ってあげたい。 ・笑ったり、揶揄したりせず、一緒に幸せを願ってくれる人って素敵。 ・2人とも抱きしめたくなりました。その子が自分らしく生きられているといいですね。 2023年現在も、心の性別をカミングアウトすることは、当事者にとって精神的負担が大きいものです。 より自由にイベントを楽しめるような雰囲気が、社会に広まるといいのかもしれません。 書籍発売中! 弓家さんは、書籍『主夫をお願いしたらダメですか?』を発売中。 夫に家事と育児を任せた結果、家族を見つめなおすこととなった体験を漫画化したものです。 単行本と電子書籍で発売されているため、興味がある人はこちらもご覧ください。 電子書籍にて韓国語版も発売中ですよ! 主夫をお願いしたらダメですか?【電子限定特典付】弓家キョウコ1,320円(04/19 05:45時点)発売日: 2021/06/01Amazon楽天市場YahooAmazonの情報を掲載しています ※リンク先で、単行本か電子書籍版かを選択できます。 Twitterのほか、Instagramでもエッセイ漫画を公開しているので、もっと読みたい人は覗いてみてくださいね。 Twitter:@kyoko_yuge Instagram:kyoko_yuge [文・構成/grape編集部] 出典 @kyoko_yuge Share Post LINE はてな コメント
ひな人形を飾る、3月3日の『ひな祭り(桃の節句)』。
五月人形を飾る『こどもの日(端午の節句)』が男の子の行事として定着していることもあり、ひな祭りでは、多くの家庭で女の子が主役となります。
食卓にちらし寿司やハマグリのお吸い物などが並ぶ、楽しみなイベントの1つですよね。
男子高校生の願いをかなえた、ひな祭り
「ひな祭りのこの日、何年経っても思い出すんだ」
そんなコメントとともに、漫画家の弓家キョウコ(@kyoko_yuge)さんがひな祭り当日、高校時代の思い出をTwitterに投稿。
高校生だった当時、身体の性別が男性である友達が、弓家さんにだけ「女の子になりたいんだ」と打ち明けてくれたといいます。
「妹のひな人形がうらやましかったけど、いえなかったんだ〜」
※写真はイメージ
そう友達から聞いた弓家さんは、いてもたってもいられません。2人だけでこっそりと、ひな祭りを開催することにします!
友達を自宅に招くと、自分の制服を貸して、ひな祭りらしさがあふれるちらし寿司と、ケーキを食べて楽しくお祝いをしたのでした。
小規模なスーパーマーケットで購入した、ちらし寿司の酢飯が固かったのも思い出の1つ。
高校を卒業してから、2人は連絡を取らなくなってしまったものの、「どこかで今日、その子がこっそりではなく、楽しく過ごせているといいなと願っている」と弓家さんは思っています。
自分の希望をいい出せず、男女で分けられるイベントで、悲しい思いをしている人たちは一定数いることでしょう。
ひな祭りのエピソードに、多くの人が心を揺さぶられています。
・泣いちゃった。ひな祭りがしたい子、全員を祝ってあげたい。
・笑ったり、揶揄したりせず、一緒に幸せを願ってくれる人って素敵。
・2人とも抱きしめたくなりました。その子が自分らしく生きられているといいですね。
2023年現在も、心の性別をカミングアウトすることは、当事者にとって精神的負担が大きいものです。
より自由にイベントを楽しめるような雰囲気が、社会に広まるといいのかもしれません。
書籍発売中!
弓家さんは、書籍『主夫をお願いしたらダメですか?』を発売中。
夫に家事と育児を任せた結果、家族を見つめなおすこととなった体験を漫画化したものです。
単行本と電子書籍で発売されているため、興味がある人はこちらもご覧ください。
電子書籍にて韓国語版も発売中ですよ!
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[文・構成/grape編集部]