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スーパーで『ちらし寿司』を買った高校生 秘密の雛祭りを開催したワケに「友情に泣いた」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

ひな人形を飾る、3月3日の『ひな祭り(桃の節句)』。

五月人形を飾る『こどもの日(端午の節句)』が男の子の行事として定着していることもあり、ひな祭りでは、多くの家庭で女の子が主役となります。

食卓にちらし寿司やハマグリのお吸い物などが並ぶ、楽しみなイベントの1つですよね。

男子高校生の願いをかなえた、ひな祭り

「ひな祭りのこの日、何年経っても思い出すんだ」

そんなコメントとともに、漫画家の弓家キョウコ(@kyoko_yuge)さんがひな祭り当日、高校時代の思い出をTwitterに投稿。

高校生だった当時、身体の性別が男性である友達が、弓家さんにだけ「女の子になりたいんだ」と打ち明けてくれたといいます。

「妹のひな人形がうらやましかったけど、いえなかったんだ〜」

※写真はイメージ

そう友達から聞いた弓家さんは、いてもたってもいられません。2人だけでこっそりと、ひな祭りを開催することにします!

友達を自宅に招くと、自分の制服を貸して、ひな祭りらしさがあふれるちらし寿司と、ケーキを食べて楽しくお祝いをしたのでした。

小規模なスーパーマーケットで購入した、ちらし寿司の酢飯が固かったのも思い出の1つ。

高校を卒業してから、2人は連絡を取らなくなってしまったものの、「どこかで今日、その子がこっそりではなく、楽しく過ごせているといいなと願っている」と弓家さんは思っています。

自分の希望をいい出せず、男女で分けられるイベントで、悲しい思いをしている人たちは一定数いることでしょう。

ひな祭りのエピソードに、多くの人が心を揺さぶられています。

・泣いちゃった。ひな祭りがしたい子、全員を祝ってあげたい。

・笑ったり、揶揄したりせず、一緒に幸せを願ってくれる人って素敵。

・2人とも抱きしめたくなりました。その子が自分らしく生きられているといいですね。

2023年現在も、心の性別をカミングアウトすることは、当事者にとって精神的負担が大きいものです。

より自由にイベントを楽しめるような雰囲気が、社会に広まるといいのかもしれません。

書籍発売中!

弓家さんは、書籍『主夫をお願いしたらダメですか?』を発売中。

夫に家事と育児を任せた結果、家族を見つめなおすこととなった体験を漫画化したものです。

単行本と電子書籍で発売されているため、興味がある人はこちらもご覧ください。

電子書籍にて韓国語版も発売中ですよ!

主夫をお願いしたらダメですか?【電子限定特典付】

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弓家キョウコ
1,188円(12/22 05:24時点)
発売日: 2021/06/01
Amazonの情報を掲載しています

※リンク先で、単行本か電子書籍版かを選択できます。

Twitterのほか、Instagramでもエッセイ漫画を公開しているので、もっと読みたい人は覗いてみてくださいね。

Twitter:@kyoko_yuge

Instagram:kyoko_yuge


[文・構成/grape編集部]

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出典
@kyoko_yuge

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