トラウマによって人を信頼できなかった犬 2年間愛情を注ぎ続けたら…?
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出典:keepingfinn
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2021年、動物保護活動をしているヘンリーさんは1匹のオス犬を保護しました。
その犬は健康状態が悪く、皮膚病によって毛が抜け落ちて体がボロボロ。さらに人を極度に恐れ、まったく信頼していませんでした。
彼らは犬をシンバと命名。回復を願って病気の治療を始めます。
治療の甲斐あって、シンバくんは徐々に健康な体を取り戻し、皮膚病も治って再び毛も生えてきたとのこと。
こうして美しい毛に覆われたシンバくんは、保護された時とは別の犬のようにかわいい姿になりました。
しかし、元気になったシンバくんの里親になろうとする人は誰もいなかったのです。
理由は…シンバくんが心に抱えたトラウマがあったから。
多くの人の献身的な世話のおかげで健康を取り戻してもなお、シンバくんは人を信頼することができなかったのです。
ちょっとでも触り方を間違えると、シンバくんはその人に牙をむき、噛みつこうとしました。
ヘンリーさんいわく、多くの保護施設では、このような保護犬の里親探しを諦めてしまうそうです。
しかし、彼らは諦めませんでした。シンバくんはドッグ・ビヘイビアリストと呼ばれる、犬の問題行動を修正する専門家グループの手に委ねられます。
そのドッグ・ビヘイビアリストの女性と2年間生活をともにすることになりました。
こうしてシンバくんのトラウマは少しずつ、しかし、確実に癒されていったのです。
それから2年後、ある女性がシンバくんの動画を見て連絡をしてきました。
その女性とシンバくんの初対面の日。
それはシンバくんに、ついに家族ができた瞬間でした。
このシンバくんのハッピーエンドには、多くの人が感動の涙を流したようです。
・私は猫好きだけど、涙が止まらない。本当によかった。
・あなたたちはこの犬の命を救ってくれた。
・この犬のことを諦めないでくれてありがとう!
一般的に、噛み癖が直らないなど、問題行動が見られる犬は里親を募集することができないといいます。
そのような犬は、保護施設でも対応できずに安楽死させられてしまう可能性が高くなるそうです。
里親になった女性と初めて会った時、そこには人に牙をむいていたシンバくんはいませんでした。
仮里親となったドッグ・ビヘイビアリストの女性が辛抱強く愛情を注ぎ続けた結果、シンバくんはついに人を心から信頼することができたのでしょう。
シンバくんが家族と幸せになることを願いつつ、最後まで諦めなかったヘンリーさんたちに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]