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大人でも緊急搬送の可能性が…! 耳掃除中のケガを防ぐためには?

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

多くの人が日常的に行っている、耳かき。

中には気持ちがいいからと、毎日のように耳掃除をしている人もいるそうです。

しかし耳掃除には危険も潜んでいることをご存じですか。

東京消防庁によると、東京消防庁管内では2018~2022年の5年間で200人以上が耳掃除中の事故で緊急搬送されています。

その多くは4歳以下の幼い子供ですが、大人でも搬送されるケースはあるそうです。

耳掃除での事故を防ぐポイント

消費者庁は、耳掃除について「家庭で無理に耳掃除をする必要はありません」と説明しています。

人間には耳垢を自然に排出する機能があり、耳垢には耳を保護する役割もあることから、多少の耳垢であれば無理に取る必要がないそうです。

万が一、耳垢が気になる場合は耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

また、もし自宅で自分や子供の耳掃除をする場合の注意点として、消費者庁は次の4つを挙げています。

・耳の入り口付近の目で見える範囲を、綿棒でそっと拭う程度にしましょう。
奥まで入れると耳の中を傷つけたり、耳垢を押し込んだりするおそれがあります。
また、強く擦ることや、頻繁に行うことは外耳道を傷つけるおそれがあります。

・安定した姿勢・場所で行い、動いたらけがをする危険性があることを教えましょう。
教えても動いてしまう可能性があれば、家庭で無理に行うことは控えましょう。
周囲にも声をかけて注意を促しましょう。

・綿棒や耳かき棒の一部が外れて耳の中に残った場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
無理に取ろうとすると押し込んでしまう可能性があります。
耳や鼻におもちゃなど小さなものを入れてしまった場合も同様です。

・綿棒や耳かき棒を乳幼児の手が届く場所に放置しないようにしましょう。

消費者庁 ーより引用

東京消防庁の発表によると、耳掃除中の事故で一番多いのは、耳かき棒などを自分で耳の奥に入れすぎたことによるものだそうです。

次いで多いのは、人や動物などとの接触が原因の事故とのこと。

こうした事故を防ぐためにも、耳の奥まで掃除するのを控えたり、周囲の状況を確認したりすることが大切なようです。

耳掃除がきっかけで入院までする人もいます。

そうならないためにも、消費者庁の注意点を覚えておきたいですね!


[文・構成/grape編集部]

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出典
東京消防庁消費者庁

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