立つことすらできず… バス停で見つかった瀕死の犬 現在の姿に「同じ犬と思えない」
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自分をトイプードルだと思っている大型犬 1枚に「笑った」「愛の重み」飼い主のヒザにのる、ゴールデンレトリバーの写真が話題です。
イモ掘りに参加したサモエド とった行動に「そっちかーい!」「表情で吹いた」芋畑の穴掘りにやる気満々のサモエド。しかし、いざ始まると…!?
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2023年5月、アメリカのミズーリ州に住む男性が仕事に行くためにバスに乗ろうとしていた時のことです。
彼はバス停に1匹の犬がつながれているのを発見します。
犬は骨と皮だけのようにガリガリに痩せていて、今にも命の炎が消えそうな状態だったそう。
男性は仕事に遅れそうでしたが、その犬を放っておくことができず、犬を抱きかかえて自宅に連れて帰りました。
どうしたらいいのか分からない彼は、動物保護団体『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』に助けを求めることにします。
連絡を受けた『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』のドンナさんが男性の家に駆け付けると、排泄物にまみれて衰弱したメス犬がいたのです。
シエラと名付けられた犬は、筋肉がなくなって立ち上がることもできなかったといいます。
それでもシエラちゃんは、ドンナさんが近付くと、残っている力を振り絞るようにしっぽを振ったのです。
彼女が自分を救ってくれようとしているのが分かったのでしょう。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
シエラちゃんは病気はしておらず、ただ栄養不足で体力を失っていただけでした。
ここまで瘦せ細るまでには、かなりの期間何も食べていなかったと思われます。
空っぽだった体に急に食べ物が入ると危険なため、スタッフはごく少量の食べ物を1日に何度も与えることにしました。
こうすることで、安全にゆっくりと体重を増やしていくことができるのだそう。
そして保護されてから4日後には、シエラちゃんは歩けるまでに回復したのです!
しかし、シエラちゃんが完全に健康な体を取り戻すまでには時間がかかりました。
歩けるようになってからは仮里親の家で過ごし、保護された時には約9㎏しかなかった体重は1か月で約16kgまで増量。
そして同年7月、ついにシエラちゃんに正式な家族ができたのです!
迎えた家族によると、シエラちゃんは子犬のように元気いっぱいで、先住犬ともすっかり仲よしなのだそう。
おもちゃで遊んだり、ドライブに行ったりして、毎日を楽しんでいるといいます。
シエラちゃんに関する一連の投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。
・保護された時の姿がかわいそうで泣いてしまった。なぜ人はこんなに残酷なことができるのか理解できない。
・仕事に遅刻しても、この犬を助けてくれた男性に感謝したい!
・すごい回復だ!保護された時と同じ犬と思えないよ。
・最高の結末だね。幸せに生きるんだよ。
保護された時のシエラちゃんは文字通り、瀕死の状態だったといいます。
それでも回復できたのは適切な世話と優しい人たちの愛情に加えて、シエラちゃんが生きることを諦めなかったからなのでしょう。
辛い経験を乗り越えたシエラちゃんが、これからは家族の愛情に包まれて過ごせるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]