頑なに風呂に入らない、老人ホーム利用者 ホーム長の一言に「その発想はなかった」「これがプロか」
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
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人間誰しも、歳をとると心身に影響が生じるもの。いつか、1人では満足に日常生活を送ることすら、困難になってしまいます。
そこで、社会を支えているのが、介護施設(通称:老人ホーム)という場所。多くの介護士が、施設を利用する高齢者を助けてくれているのです。
いわずもがな、高齢者のサポートは決して楽ではありません。体力勝負な点に加えて、人と人とのコミュニケーションも重要といえます。
頑なに風呂に入らない高齢者を動かした『ひと言』
をぎくぼ虫(@wogikubomushi)さんが描いたのは、以前勤めていた、老人ホームでのエピソード。
その施設には、入浴を無性に嫌う男性がいたのだとか。そのため、をぎくぼ虫さんは、風呂に入るよう説得をしていたといいます。
どういった理由かは分かりませんが、身体を洗わない状態が続くのは、衛生的とはいえません。最悪の場合、病気につながる可能性もあるでしょう。
彼の健康のためにも、なんとか風呂に入ってもらいたかった、をぎくぼ虫さん。そんな中、現れたのは…。
大きな岩のように不動だった男性を、風呂場に向かわせた、ホーム長のひと言。
もちろん、ホーム長の言葉は真っ赤なウソです。しかし、男性には動かざるを得ない理由になったのでしょう。
自分の苦労を一瞬で解決したホーム長の行動に、衝撃を受けたという、をぎくぼ虫さん。介護をする上で大切なことを教わったといいます。
ホーム長のスマートな対応に、漫画を読んだ多くの人からも驚く声が上がりました。
・一見シンプルだけど、相手の価値観を把握しているのがよく分かる。これがプロか。
・戦争経験者だったのかもしれませんね。利用者の人生を知っているからこその言葉なのかも。
・なるほど、その発想はなかった。利用者側は、冗談と分かっているのか、それとも本気で受け取っているのか…。
日々のコミュニケーションを経て、一人ひとりの利用者の性格や歩んできた人生、価値観などをしっかりと理解しているからこそ、ホーム長は効果的な対応を思い付いたのかもしれません。
漫画を通して、介護も人と人とのコミュニケーションであることを、多くの人が再認識したようです。
[文・構成/grape編集部]