炊飯に適しているのは軟水? 硬水? 企業の解説に「そうだったのか!」
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ふっくらご飯は最高の贅沢の1つ。人によっては水加減や炊飯器にこだわり、おいしさを追求しているのではないでしょうか。それに加えて、水についてもこだわってみるのはいかがでしょうか。選ぶ水で炊き上がりが変わります。
ふっくらご飯を炊くならどの水がいいのか
炊き立てのご飯がふっくらしていると、いつも以上に食欲をそそられます。ご飯好きにはたまらないできあがりでしょう。
ラップフィルムを製造・販売するクレハが運営するX(旧Twitter)アカウント・クレハおにぎりプロジェクト(@krewrap_onigiri)から、「炊飯におすすめなお水は…?」というお題がポストされています。
ポストによると、炊飯には「軟水」が適しているそうです。さらに、ふっくらさせたいのなら軟水のなかでも「弱アルカリ性」がおすすめなのだとか。
これは軟水・硬水それぞれの硬度が関わっています。軟水は硬度が低く、硬水は硬度が高いという分類です。
硬度が高い硬水は、カルシウムやマグネシウムをはじめとしたミネラルが豊富に含まれているというメリットがあります。
しかしそのいっぽうで、炊飯に使うとカルシウム成分がお米の表面に付着し、水分の吸収を妨げてしまうのです。そのため、炊き上がりが硬くぼそぼそになってしまうのだとか。
対して、軟水はミネラルが硬水よりも控えめな分、水分を吸収しやすい特徴があります。さらに弱アルカリ性の場合、お米に含まれているでんぷん質の糊化が進みやすく、ふっくらとしたご飯に炊き上がりやすいのだそう。
ふっくらご飯を楽しみたいのなら、これからは軟水、かつ、弱アルカリ性の水を選んだほうがよさそうですね。
軟水はミネラルウォーター
軟水がふっくらご飯のコツなら、やはり軟水を選びたいと思う人は多いでしょう。そこで気になるのが「軟水はミネラルウォーターしかないの? 水道水はダメ?」ということかもしれません。
ミネラルウォーターは軟水タイプ、硬水タイプが売られています。どちらも一般的なスーパーやコンビニで手に入りますし、最近導入しているご家庭も多いウォーターサーバーの水も軟水が選べることがほとんどです。こだわりのお米を炊くならこれらの活用もよいでしょう。
ただ、安全な水が飲める日本に住んでいるのなら、普段からご飯を炊くのは水道水というご家庭も多いはず。
日本の水道水は一部の地域を除き、ほとんどが「軟水」です。お住まいの自治体はどちらの種類か、管轄の水道局ホームページなどで確認してみてください。
ただ、硬度には違いがあるため、地域によっては炊き上がりにも違いが出る可能性があります。
クレハおにぎりプロジェクトは、ほかにも豆知識やおにぎりのオリジナルレシピなどを幅広く発信しています。フォロワーが楽しめる参加型の質問ポストもありますので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
[文・構成/grape編集部]