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浴室乾燥にかかる時間や電気代・早く乾かす方法を徹底解説! 光熱費を抑えて活用するコツも紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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洋服を浴室乾燥にかける写真

※写真はイメージ

「浴室乾燥で洗濯物を乾かすとどのぐらいの時間がかかるのかな」「電気代が高くならないか心配」「早く乾かすコツが知りたい」と、悩んだ経験はありませんか。

雨の日が続くと、洗濯物をどう乾かすか頭を悩ませるもの。部屋干しは邪魔になったり嫌な匂いの原因になったりするので、できれば避けたいところです。

しかし、浴室乾燥は短時間で乾かせるとはいえ電気代が気になり、うまく活用できていない人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、浴室乾燥の時間や電気代について解説します。浴室乾燥を使って洗濯物を早く乾かすためのコツも紹介するので、電気代を節約したい人はぜひ最後までお読みください。

浴室乾燥にかかる時間は2~4時間

ハンガーに掛けたワイシャツの写真

浴室乾燥を使って洗濯物を乾かすのにかかる時間は、およそ2~4時間です。乾燥までに必要な時間は、洗濯物の量や素材、浴室の広さや浴室乾燥機の種類などで変わります。薄手かつ1~2人ぶん程度の洗濯物なら、2時間程度あれば十分でしょう。

デニムなど厚手のものや、3人ぶん以上の洗濯物がある場合はやや時間がかかりますが、4時間程度かければ十分乾きます。梅雨時期や冬場など、季節によっては外干しより早く乾くので、上手に活用するとよいでしょう。

浴室乾燥にかかる電気代(時間別)

浴室乾燥機で洗濯物を乾かす写真

浴室乾燥を使った時の電気代の目安は、以下の通りです。あくまで目安のため、参考程度にご覧ください。

浴室乾燥を使う時間電気代
1時間38.75円
2時間77.5円
3時間116.25円
4時間155円
6時間232.5円
8時間310円

浴室乾燥は、メーカーや機種によって消費する電力量が異なります。全国の電力料金の目安単価31円/hkwを使って計算すると、1時間あたりの電気代は約39円で、毎日4時間使うと1回あたりの電気代は155円程度です。

1か月間、毎日浴室乾燥を使って乾かした場合、5千円ほど電気代がかかる計算になります。

浴室乾燥を使う3つのメリット3選

浴室乾燥機のファンの写真

浴室乾燥を使うと電気代が高くなりますが、メリットもいくつかあります。詳しく見ていきましょう。

天候を気にせず干せる

浴室乾燥を使う大きなメリットは、天気に関わらず洗濯物が干せることです。梅雨時期や黄砂・花粉などが気になる時に便利で、いつでも気持ちよく洗濯できます。夏の暑さや冬の寒さも気にせず干せて、急な天候の悪化にも慌てなくてよい点もメリットです。

また、洗濯を干す時間を考えなくてもよくなります。夕方や夜でも洗濯でき、数時間後には乾いているので、仕事をしている人や朝が苦手で洗濯物を午前中に干せない人にもピッタリです。

洗濯物の嫌な臭いや傷みの心配が少ない

浴室乾燥を使うと厚手の洗濯物も短時間で乾かせるため、部屋干しで発生しやすい生乾きの嫌な臭いに悩むことが少なくなります。

夏場の強い日差しや、衣類乾燥機を使うことにより衣類が傷むことも気にしなくてよいので、お気に入りの服が長持ちするのもメリットです。

シルクやウールなどデリケートな素材の衣類や、しわや縮みが心配なものも気にせず干せます。日光による色褪せなども気にしなくていいので、洗濯が楽になるでしょう。

浴室にカビが生えにくくなる

浴室乾燥を使うことで浴室内をしっかり乾かすことができ、湿気がこもらなくなります。カビが生えにくい状態を保てるので、掃除が楽になるのもメリットです。

浴室のしつこいカビに悩んでいるなら、浴室乾燥を使うだけで面倒なカビ取り作業から解放されるでしょう。簡単な掃除をこまめにするだけで浴室を清潔に保てるため、掃除に時間をかけたくない人や、カビ対策を徹底したい人にもおすすめです。

浴室乾燥を使う3つのデメリット

浴室のポールにハンガーをかけた写真

浴室乾燥は、チェックしておきたいデメリットも存在します。詳しく見ていきましょう。

光熱費が高くなる

浴室乾燥は、1回につき約150~200円程度の電気代がかかります。毎日使うとなると月の光熱費が5千円以上あがってしまうため、電気代が高騰している場合、または節約したい場合には不向きです。

電気代が気になる時は、天気が悪い時だけ利用するなど局所的に活用するとよいでしょう。毎日使う場合は料金プランを変更する、干し方を変えるなど、電気代を節約する工夫を取り入れることが大切です。

乾燥中は入浴できない

浴室乾燥中は浴室が使えないため、入浴できません。衣類が乾燥するまでに3~4時間必要なので、その間浴室を使えないのは大きなデメリットです。

また、入浴直後は浴室内に湿気がこもっているため、終わってもすぐに浴室乾燥が使えない点に注意しましょう。

日中に浴室乾燥を利用して、夜お風呂に入るという使い方であれば問題ありません。しかし、夏の暑い日などにパッとシャワーを浴びたいと思っても使えないため、不便に感じる可能性があります。

手間がかかる

浴室乾燥は、フィルターの掃除や浴室内に干す作業が必要なため、手間がかかります。ドラム式洗濯乾燥機などを使う場合に比べると、干す作業が必要になるぶん、面倒だと感じる人が少なくありません。

しかし、乾燥機にかけられない衣服なども気にせず乾かせる点は見逃せません。手間はかかりますが、素材に応じた干し方ができ、より効率よく衣類を乾かせるでしょう。

浴室乾燥の時間を短縮する4つのコツ

浴室乾燥機でワイシャツを乾かす写真

浴室乾燥の時間を短縮できれば、光熱費の節約につながります。具体的なポイントを順に見ていきましょう。

浴室の湿気や水分を除去してから行う

浴室内に湿気や水分が残ったままで衣類乾燥を行うと、洗濯物の水分が蒸発しにくくなり、乾燥時間が長くなってしまいます。乾燥する前に、浴室の環境を整えると乾燥時間を短縮できるでしょう。

  • 干す前に1時間程度換気を行う。
  • 壁や床などの水分は雑巾などで拭き取る。

入浴直後、またはお湯がまだ浴槽にある場合は、浴室乾燥の使用を避けるのが無難です。どうしても浴槽にお湯を張ったままで乾かしたい場合は、必ずふたを利用して湿気が浴室内にこもらないようにしましょう。

洗濯物の間をあける

洗濯物を詰めて干してしまうと、空気が循環せず乾くのに時間がかかってしまいます。洗濯物は10cmほどの間隔をあけながら干し、空気の通り道を作るとより早く乾きます。

浴室内に干せる量は限られているので、洗濯物は溜め込まず雨の日でもこまめに洗濯して少量ずつ乾かすのがおすすめです。特に厚手の服は乾きにくいので、十分な間隔を確保して短時間で乾かせるように工夫しましょう。

干し方を工夫する

洗濯物の素材や種類によって干し方を工夫すれば、厚手の洗濯物も乾きやすくなります。デニムやバスタオルなど、乾きにくいものを吹き出し口の真下に配置し、温風が直接当たるようにするのがおすすめです。

逆に、肌着など乾きやすい素材のものは、吹き出し口から遠い位置でも十分乾きます。ポケットなどは乾きにくいので、裏返しにして干すと乾き残りを防げるでしょう。

パーカーなどはパーカー部分を洗濯バサミでポールにとめるか、専用ハンガーを使うと早く乾きます。バスタオルを渦巻き状に干せる室内干し用のハンガーが多数発売されているので、チェックしてみてください。

空気を循環させる

洗濯物を短時間で乾かすためには、空気を動かすことが大切です。浴室の窓を少し開けることで換気ができ、浴室内の空気が循環するようになるため、窓がある場合はほんの少しだけ開けておくのがおすすめ。

浴室に窓がない場合や雨などで窓が開けられない日は、サーキュレーターなどを使って空気を循環させましょう。洗濯物を干しすぎると隙間ができず、空気が循環しづらくなってしまうので、洗濯物の量を調整するのもよいアイディアです。

浴室乾燥機能を使う時の3つの注意点

洗濯機の操作ボタンの写真

浴室乾燥機能を使う時は、こまめな掃除や光熱費を意識すると安心して利用できます。注意点を見ていきましょう。

フィルターなどをこまめに掃除する

浴室乾燥機能を使って洗濯物を乾かす場合、浴室にホコリがたまりやすくなります。特に、フィルターが詰まると乾燥機能が落ちてしまうため、こまめに掃除することが大切です。

浴室にも糸くずなどのホコリが落ちるので、使った後は掃除が必要です。手入れを怠ると排水口が詰まる原因になるため、こまめに掃除しましょう。

フィルターの掃除は、1か月に一回程度が目安です。本体についたホコリは掃除機などで吸い取り、硬く絞った雑巾などで拭きましょう。フィルターはスポンジなどでやさしくこすってホコリを落とし、水で流した後よく乾かしてからセットしてください。

時間や光熱費の節約を意識する

浴室乾燥は一回あたりの電気代が数百円かかるため、楽に干せるからと気にせず使っていたら、翌月の電気代が大幅に上がってしまう可能性が。

時間や光熱費の節約を意識して使うと、費用を抑えつつ浴室乾燥のメリットを活用できます。特に、最近は光熱費が高騰しているため、より節約の重要性が増しているといえるでしょう。

光熱費を節約しつつ浴室乾燥を上手に使いたい場合は、以下のような工夫を取り入れてみてください。

  • 外干しやドラム式洗濯乾燥機などと併用する。
  • 使用時間をできるだけ短くする。
  • 送風(風乾燥)や換気機能を活用する。
  • サーキュレーターや除湿機などを併用する。

夜間割引など、電気を使う時間で利用料金が変わるプランもあるため、契約内容の見直しをするのもおすすめです。

洗濯物に雑菌が発生しないようにする

浴室乾燥を使うと短時間で衣類を乾かせるため、部屋干しにありがちな嫌な臭いが発生しにくくなります。しかし、洗い方や干し方を一歩間違えると洗濯物に雑菌が発生し、浴室乾燥でも嫌な臭いが発生するのです。

洗濯物に雑菌が発生しやすい状態を作らないことが大切なので、以下のポイントに沿って洗濯してみてください。

  • 洗濯機のお手入れはこまめにする。
  • 洗濯を溜めすぎない。
  • 洗濯途中で放置しない。(脱水前の状態でひと晩置くなど)

梅雨時期などは洗濯機にもカビが生えやすいため、特に注意が必要です。洗濯機もこまめなお手入れが必要なため、使用頻度に合わせて洗濯槽の掃除も行いましょう。

汚れたり濡れたりした洗濯物を長時間放置すると、衣類に雑菌が発生し臭いの元になります。洗濯物は溜め込まず、できるだけ早く洗うようにしてください。

浴室乾燥機能がなくても少しの洗濯物なら換気機能で乾かせる

衣類をハンガーに掛けた写真

浴室乾燥がない場合でも、浴室に換気扇がついていれば洗濯物を乾かせます。換気扇の電気代は1時間あたり0.5〜1円程度で、24時間つけっぱなしでもさほど電気代がかかりません。

生地が薄い衣類や少量の洗濯物なら浴室乾燥を使わなくても乾かせるため、換気扇を上手に使えば電気代の節約ができます

温風が出ない分、厚いものは乾くまでに時間がかかるため、乾きやすい洗濯物だけにしたり少量の時だけにしたりするのがおすすめです。除湿機やサーキュレーターを一緒に使うと、空気が循環しより早く乾きます。

朝出勤前に浴室に干して換気扇を回しておけば、夕方帰宅する頃には乾いているので、ぜひ試してみてください。

浴室乾燥の時間は工夫次第で短縮できる!光熱費を節約しながら上手に活用しよう

タオルを重ねた写真

浴室乾燥にかかる時間は2~4時間、電気代は1回につき200円前後かかります。1か月毎日使うと、5千円程度電気代がアップするでしょう。

空気を循環させ間隔をしっかり開ける、サーキュレーターや除湿機などと併用することで電気代を節約しつつ活用できます。黄砂や花粉の時期はもちろん、梅雨時期など洗濯物がたまりがちな時に大活躍するので、光熱費を節約しながら上手に活用するのがおすすめです。


[文・構成/grape編集部]

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