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パン粉なしでも代用品でおいしいハンバーグは作れる!代用食材7選

By - grape編集部  公開:  更新:

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パン粉の写真

※写真はイメージ

「ハンバーグを作りたいけど、パン粉がなくて困っている」

「パン粉ありとなしでは、ハンバーグのでき上がりにどんな影響があるのか」

「パン粉の代用品でハンバーグをおいしく作る方法が知りたい」

パン粉は使用頻度が低いため、こうした悩みや疑問が思い浮かんだことがある人は多いでしょう。

そこで本記事では、パン粉の代用品になる食材と、おいしくハンバーグを作るポイントについて紹介します。

パン粉なしでもハンバーグをおいしく作るコツが盛りだくさんなので、ぜひ最後までお読みください。

パン粉なしでも代用品でおいしいハンバーグは作れる!

ひき肉の写真

ハンバーグ作りにパン粉を使う理由は、パン粉に肉汁を吸わせて、水分と肉の旨味を逃がさないためです。

パン粉が旨味を閉じ込めることで、肉汁たっぷりにハンバーグが焼き上がり、ふっくらとした仕上がりになります。

また、パン粉がタネ全体をまとまりやすくしてくれます。

このように、パン粉はハンバーグを作る際に重要な役割を果たしますが、実は身近な食材で代用することができます。

ハンバーグ作りでパン粉の代用品になる食材7選

パンの写真

パン粉がなくても、代用品を使えばおいしいハンバーグを作ることができます。

パン粉の代用品の中には、肉汁を閉じ込めたり、味に深みを出したり、つなぎの役割をしたりするものもあります。

ここからは、パン粉の代用品になる食材を7つ紹介。食パンや長芋など、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.食パン

食パンとパン粉は同じパンなので、ハンバーグ作りにおいても同じ働きをします。

パン粉をタネに入れるとよく混ざり合ってまとまり、水分を閉じ込めることができるため、焼き上がりがふっくらに。

パン粉を食パンで代用する際は、おろし金やフードプロセッサーで細かくしましょう。おろし金を使用する際は、食パンを凍らせておくと細かくしやすくなります。

2.片栗粉

片栗粉は本来とろみを出すための食材ですが、パン粉の代用品として使用すると、ハンバーグがまとまって、よく焼き上がるようになります。

パン粉の代わりに片栗粉を使用する際のポイントは、少量ずつ使用すること。タネを混ぜる時に片栗粉を入れすぎると、ハンバーグの仕上がりが硬くなってしまいます。

また、タネと一緒に混ぜるのではなく、表面に片栗粉をまぶして焼くと、タネが割れるのを防いでくれます。ほかの代用品で作る際に組み合わせてもよさそうですね。

3.小麦粉

パン粉の代わりに小麦粉を少量加えるだけで、肉の粘り気が増し、焼いても形が崩れにくくなります

小麦粉が肉汁を適度に吸収するので、ハンバーグにふっくらとした柔らかさとジューシーさが加わるでしょう。

なお、焼く時に表面にまぶしておくと、タネ全体をコーティングし、水分を閉じ込めることが可能です。ぜひ活用してみてください。

4.麩(ふ)

麩をパン粉の代用品としてハンバーグに使用すると、ふっくらとした食感に仕上がります。麩の破片が少し残っているような状態が代用にぴったりです。

麩を代用する際は、事前に細かく粉砕しましょう。密閉袋に入れて、綿棒で細かくすりつぶすと、ハンバーグのタネに混ざりやすくなります。

麩は水分をしっかり吸収するため、肉汁あふれるハンバーグができ上がります。ジューシーな一品に仕上げたい時は、麩で代用することを検討してみてください。

5.白米

白米も、パン粉の代用品になります。炊いた白米はふっくらもちもちしており、タネをまとめることができるためです。

熱々の状態で使用すると、肉の脂が溶けてしまい、旨味が逃げてしまいます。粗熱を取った白米を使用しましょう。白米の弾力によって、柔らかいハンバーグが仕上がります。

白米の粒感が気になる人は、炊いた白米を袋に入れ、綿棒ですり潰してから使用するのがおすすめです。身近にある食材として、もっとも代用しやすいでしょう。

6.おから

おからとは、豆腐を作る工程で大豆から豆乳を絞った後に残る部分のこと。たんぱく質や食物繊維など、栄養素が豊富に含まれているのが特徴です。

おから自体は水気がなく、肉の水分をしっかりと吸収し、柔らかな食感で肉汁たっぷりなハンバーグに仕上げてくれますよ。

7.長芋

ハンバーグ作りにおいて、パン粉の代用品に長芋を使うことも可能です。長芋の甘みや旨味がハンバーグにコクを加えます。

長芋で代用する際は、すり潰してから使用しましょう。長芋自体の水分量が多いため、ハンバーグを柔らかく仕上げることができます。

また、長芋のふわふわな食感によって、ハンバーグにもちもちとした感触がプラスされるのも特徴です。

粘り気によってタネをまとめることもできますが、入れすぎるとタネ自体がまとまらなくなってしまうため、少量に留めましょう。

豆腐はパン粉の代用品にはならない

豆腐の写真

ハンバーグ作りに豆腐を使用すると食感が変わってしまうため、パン粉の代用品としてはおすすめできません。

豆腐は水分量が多いためタネがまとまらず、焼くと崩れてしまう可能性があります。また、パン粉のつなぎとしての役割も期待できません。豆腐を使用する場合は、豆腐ハンバーグとして作るのがよいでしょう。

ただし、高野豆腐はパン粉の代用品として使用可能です。高野豆腐を粉砕して粉状にすると、肉の水分を吸収して閉じ込めることができます。

高野豆腐はスーパーマーケットなどで入手できるため、気になる人は試してみてくださいね。

パン粉なしでハンバーグを作った時の特徴3つ

ハンバーグの写真

ここまではパン粉の代用品について詳しく見てきましたが、「パン粉を使わずにハンバーグを作ることはできるの?」と気になった人もいるのではないでしょうか。

この項では、パン粉なしでハンバーグを作った場合、どのような仕上がりになるのかを解説します。

結論からいうと、パン粉がなくてもハンバーグを作ることは可能です。ただし、食感や焼き上がりの状態などが異なるため、パン粉や代用品を使用したほうがおいしくでき上がるでしょう。

以下では、3つのポイントに注目しながら解説するので、ハンバーグ作りの参考にしてみてください。

1.ハンバーグが硬い仕上がりになる

パン粉なしでハンバーグを作った場合、焼く際に生地から水分が逃げていくため、しっかりとした食感に焼き上がります。

本来の肉々しさを感じたいという人は、パン粉なしで作ってみてもよいでしょう。「ふっくらジューシー」というよりも、肉々しさを感じたい人におすすめです。

2.ひき肉の臭みが出て旨味が逃げてしまう

パン粉を使用しないと、肉本来の香りや味が強調されやすくなります。

ハンバーグ作りにおいてパン粉が担っているのは、肉の水分を吸収し、旨味を閉じ込めるという役割。パン粉や代用品がないと、焼いている最中に肉の旨味が逃げてしまい、ジューシーさが失われてしまうかもしれません。

新鮮な肉でハンバーグを作る際は、肉本来の旨味を味わうために、意図的にパン粉を使わないこともあります。

ただし、ひき肉でハンバーグを作る場合は、パン粉がないと肉汁が流れやすくなって旨味が逃げてしまうため、おすすめしません。

3.焼いている時に崩れてしまう

ハンバーグは牛乳やタマネギなどを使用して作るため、パン粉がないと、材料から出る水分を吸収することができません。

よくある失敗例としては、パン粉がないにもかかわらず、ほかの材料の分量を増やして焼いてしまうことです。ほかの食材を増やしてもタネがゆるくなるだけで、きれいに焼くことはできません。

水分が多い状態で調理すると、焼いた時にハンバーグが崩れたり、割れたりしてしまいます。また、肉汁も逃げてしまうため、焼き上がりに影響が出やすくなるでしょう。

パン粉を入れすぎてもハンバーグはうまく作れない

パン粉の写真

パン粉はハンバーグ作りにおいて、旨味を逃がさずおいしく焼き上げるという重要な役割があります。

ただし、パン粉を入れすぎてもうまく焼けません。必要以上にパン粉を入れるとタネ全体の水分量が減り、パサパサになってしまいます。

ほかの材料を多めに入れて調整することも可能ですが、肉の存在感が薄くなってしまうのでおすすめしません。パン粉は全体のバランスを見ながら、適量を入れましょう。

代用品でもハンバーグをおいしく作るポイント5つ

デミグラスハンバーグの写真

パン粉の代用品を使ってハンバーグをおいしく作るための、5つのポイントを紹介します。

コツを押さえておけば、いつもよりワンランク上のおいしいハンバーグが作れるようになりますよ。以下の解説を読んで、ぜひ試してみてください。

1.料理する直前までひき肉は冷蔵庫に入れておく

ハンバーグ作りに使用するひき肉は、直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。ひき肉の温度が上昇すると、肉の脂肪が溶けて、タネがゆるくなってしまうためです。

ひき肉はタネを混ぜる段階で脂肪が溶けやすく、焼いている時に肉汁が流れ出てしまい、肉の旨味が失われてしまうことがあります。

そこで、タネを混ぜる直前まで冷蔵保存しておき、材料をそろえた後に冷蔵庫から取り出しましょう。

氷水を張ったボウルの上でタネを混ぜれば、「手から体温が伝わって肉の温度が上がってしまう」という、よくある失敗を防ぐことができます。

2.材料を入れて混ぜる時にこねすぎない

材料を混ぜる時にこねすぎると、肉から脂が流れてしまいます。手の温度が肉に伝わるため、時間をかけすぎるのもよくありません。

材料はそれぞれ冷蔵保存しておき、混ぜ合わせるタイミングで取り出して、素早く混ぜてください。

なお、夏などの熱い時期は室温が上がります。キッチンは火を使うため、さらに室温が高くなるでしょう。

肉の脂が流れると、ハンバーグの味が変化してしまいます。材料を混ぜる時だけ冷房で室温を下げるなど、工夫してみてください。

3.混ぜたタネは1~2時間ほど寝かせる

タネを混ぜたら、冷蔵庫で1~2時間ほど寝かせてください。こうすることで水分と油分が馴染み、タネが柔らかくなります。

ただし、冷蔵庫で寝かしすぎたり、常温で放置したりするのはよくありません。菌が繁殖し、食中毒を引き起こす危険性があるためです。

成形した後に冷蔵庫に寝かせて焼くという人もいますが、肉にヒビが入りやすくなり、焼いた時に割れてしまうため、おすすめはしません。

タネを混ぜて、成形する前に冷蔵庫で寝かせましょう。その際はラップをしっかり巻いて乾燥を防ぐと、より効果が期待できますよ。

4.タネの空気をしっかり抜いてから焼き始める

焼いた時にヒビが入って割れるのは、ハンバーグの中に入った空気が抜けていないことが原因です。焼く前に空気をしっかり抜きましょう。

利き手でタネを持ち、反対の手に軽く叩きつけるイメージで空気を抜きます。この時、手に軽く油を塗っておくと、くっつかずに成形しやすくなりますよ。

成形する際にタネを大きくしすぎると、焼く時に火が入らなかったり、割れたりする場合も。特に、ハンバーグが割れると肉汁が逃げて、食感が硬くなってしまうので注意が必要です。

タネを手のひらサイズにととのえ、厚さを2cm以内にすると火が入りやすくなるので、試してみてくださいね。

5.フライパンで焼く時は蒸し焼きにする

蒸し焼きにするとハンバーグ全体に火が入り、旨味を閉じ込めてくれます。蒸し焼きのコツは、強火にしないことです。

ハンバーグを強火で焼くと表面だけが焦げて、中心部分が生焼けになってしまいます。反対に、弱火でじっくり時間をかけて焼くと、必要な肉汁が外に出て、硬くなってしまうことも。

片面を中火で焼いたら、ひっくり返して弱火にし、フタをして蒸し焼きにしましょう。水分の蒸発と焼きムラを防ぐことで、旨味をぎゅっと閉じ込めたハンバーグができ上がりますよ。

代用品でふっくらジューシーなハンバーグを作ろう!

ハンバーグを焼く写真

パン粉の役割は、水分を吸収して肉の旨味を逃がさず、ふっくらジューシーに焼き上げること。パン粉の代用品でも、ハンバーグをおいしく作ることができます。

記事内で紹介した食パンや麩などの代用品は、ハンバーグ作りにおいて、パン粉と同じ役割を担うことができます。

パン粉や代用品を使わずにハンバーグを作ると、肉の旨味が逃げて食感が変わってしまうため、おすすめできません。

ポイントをおさえて調理すれば、パン粉の代用品でも、いつも以上に肉汁あふれるハンバーグを作ることができます。ぜひ試してみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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