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トニックウォーターとはどんな飲み物? カクテルの作り方など解説!

By - COLLY  公開:  更新:

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※写真はイメージ

トニックウォーターといえば、一般的にはジントニックなどのカクテルを作る時に使う、さわやかな風味の清涼飲料水です。

なんとなく知っているトニックウォーターですが、そもそもどのような材料を使って作られている飲み物で、その起源はどこなのかが気になる人もいるのでは。

そこで、この記事では、トニックウォーターの歴史を紐解きつつ、活用法やおすすめのカクテルも紹介します。

トニックウォーターとはどのような飲料?

トニックウォーターの画像

※写真はイメージ

多くの人々に愛されているトニックウォーターですが、どこの国発祥の飲み物で、どのような歴史を持っているのか紹介していきます。

興味深いエピソードもあるので、トニックウォーターの歴史が気になる人はぜひ見てみてください。

トニックウォーターの歴史

トニックウォーターが誕生したのは、1800年代初頭のイギリスといわれています。当時のイギリスは感染症であるマラリアが猛威を振るっていた時代で、医療技術も現代ほど進んでいなかったことから、多くの人々が苦しんでいた時代です。

そのような中で『キナ』と呼ばれる植物がマラリアの予防に有効ということが発見され、炭酸水にキナを混ぜて飲まれるようになったのだとか。これがトニックウォーターの原点となったといわれています。

しかし、この時点でのトニックウォーターはおいしい飲み物という認識ではなく、キナ特有の強い苦みから飲みにくい飲み物だったのだとか。

苦みを抑えるために香草や柑橘類を入れることで苦みを緩和し、現代まで飲まれるトニックウォーターの土台がようやく完成します。

時代は進み、第二次世界大戦の終戦後にはイギリスだけでなく、世界的にトニックウォーターが普及することになり、現代でも多くの人々に愛飲されています。

炭酸水との違いは何?

普段トニックウォーターをまったく飲まない人からすると、炭酸水とトニックウォーターの違いが分からない人も多いのではないでしょうか。

簡単に解説すると、炭酸水は文字通り水に炭酸ガスを封入した飲み物ですが、トニックウォーターは炭酸水に柑橘類や香草のエキス、糖分などが入っているのが特徴。

そのため、糖分と柑橘類による優しい甘さと、キナなどの香草によるほどよい苦みを、炭酸水の爽快感と一緒に楽しめます。

トニックウォーターの活用法は?

レモンソーダのシュワシュワの画像

※写真はイメージ

独特な甘みと苦みを楽しめるトニックウォーターですが、飲んだことがない人からすると、どのような飲み方がベストなのか気になりますよね。そこで、本項ではトニックウォーターのおすすめの飲み方や活用法を紹介していきます。

お酒に活用されるイメージの強いトニックウォーターですが、実はさまざまな楽しみ方ができるので、ぜひ参考にしてください。

そのまま飲む

「お酒と合わせて使うための飲み物」というイメージの強いトニックウォーターですが、実はそのまま飲むのもおすすめです。

そのまま飲むことで、トニックウォーターが持つ柑橘類のさわやかな風味と甘さに、香草やキナの香ばしさと苦みといった、独特な味を楽しめるのが魅力。夏に冷たい飲み物が飲みたい時や、さわやかな風味の飲み物が好きな人におすすめです。

トニックウォーターは市販品を購入するのもおすすめですが、レシピを覚えることで自作することもできます。砂糖を多くして甘みを強くしたり、ライムやレモンを多めに入れて、よりさわやかな風味にしたりと、アレンジもしやすいのでぜひチャレンジしてみてください。

お酒と合わせる

次に紹介する活用法は、お酒と合わせて使うことです。トニックウォーターの定番活用法で、真価が発揮される活用法ともいえます。代表例が、ジンとトニックウォーターを合わせて作る、ジントニックです。

ただ、実はトニックウォーターを使ったカクテルはほかにも種類があります。

フルーツのリキュールを使ったり、フルーツをそのまま絞ったり入れたりするカクテルと相性がよく、さわやかで甘い味わいを楽しめるカクテルが多いです。

「興味はあるけどなかなか自分でカクテルを作れない」という場合は、バーで注文して試してみるのがおすすめ。さまざまな種類のカクテルを味わって、自分好みのカクテルを探してみましょう。

料理に活用する

最後に紹介する活用法は、料理に活用することです。料理によっては炭酸水が料理に使われることもありますが、実はトニックウォーターも肉料理やスイーツなど、さまざまな料理に活用できます。

肉料理に活用することで、炭酸水と同じく肉を柔らかくするのに使えたり、フルーツの盛り合わせに入れてさわやかさを出したりなど活用可能。料理で使う時は、余計な手順もなくそのまま入れることもできるので、苦手な人でもアレンジできます。

トニックウォーターを使ったおすすめカクテルを紹介!

スプモーニの画像

※写真はイメージ

トニックウォーターに関する歴史や活用法を紹介してきたところで、ここからはトニックウォーターを使ったおすすめのカクテルを紹介していきます。トニックウォーターはお酒との相性がいいことから、さまざまなカクテルが存在するのです。

定番のカクテルから少し変わったカクテルも紹介しつつ、材料も掲載するので、気になった人はぜひ作ってみてください。

ジントニック

トニックウォーターで作るカクテルの中で、定番中の定番がジントニックです。ジン特有のさわやかで辛い口当たりに、トニックウォーターのさっぱりした風味や甘みが合わさって、飲みやすくキレのある味が楽しめます。

適切な分量の材料をグラスに入れて割るだけで作れるので、トニックウォーターを使ったカクテルを飲んだことがない人にもおすすめなカクテルです。

ソルト・リック

ウォッカとグレープフルーツジュースを合わせて作るソルティ・ドッグに、トニックウォーターを加えることで作るのがソルト・リック。

グラスの縁に塩をまぶすスノースタイルも特徴的で、トニックウォーターと塩の爽快感ある味が楽しめるカクテルです。お酒が苦手な人でも飲みやすいので、万人におすすめ。

ソル・クバーノ

ソル・クバーノは、ホワイト・ラムとグレープフルーツを合わせたところに、トニックウォーターを加えることで、フルーティーな口当たりとトニックウォーターの爽快感を両方楽しめるカクテルとなっています。

こちらもソルト・リック同様に、お酒があまり得意ではない人でも飲みやすいカクテルなので、トニックウォーターを使ったカクテル初心者におすすめです。

フレンチ・エメラルド

芳醇でフルーティーな味が楽しめるコニャックに、甘みの強いブルーキュラソーを加え、トニックウォーターで割ることで、フレンチ・エメラルドは完成します。

特徴として、エメラルドの名前に恥じない美しさと、さっぱりとした甘みが特徴です。苦みと甘みをバランスよく楽しめるカクテルなので、万人におすすめできるカクテルとなっています。

テコニック

メキシコのお酒であるテキーラとトニックウォーターを割ることで作るカクテルで、強いアルコール感とトニックウォーターの爽快感を同時に楽しめるのが特徴。テキーラが好きな人におすすめなカクテルです。

また、強いアルコール感が苦手な場合は、レモンやライムを加えることで、さっぱりしつつもフルーティーな味わいが楽しめます。

お酒が苦手な人におすすめなノンアルカクテルを紹介

モヒートの画像

※写真はイメージ

トニックウォーターを使ったカクテルを紹介しましたが、人によってはアルコールが苦手で、ノンアルコールカクテルでトニックウォーターを楽しみたい人も多いかと思います。そこで、ここからはトニックウォーターのノンアルコールカクテルを紹介します。

ノンアル・グレープフルーツ・トニック

トニックウォーターにグレープフルーツとレモンのジュースを加えることで、爽快感抜群のノンアルコールカクテルが完成。グレープフルーツジュースとレモンジュースの甘みに、トニックウォーターの苦みが入り、バランスのとれた味わいが楽しめます。

オレンジ・ソニック

トニックウォーターと炭酸水を混ぜて作る『ソニック』に、オレンジジュースを加えて作るノンアルコールカクテルです。オレンジジュースの甘みとソニックの爽快感を楽しめるカクテルとなっており、万人が楽しめるおすすめカクテルでしょう。

ノンアル・カシストニック

甘いカシスのシロップとトニックウォーターを合わせるシンプルなノンアルコールカクテルです。カシスの甘みとトニックウォーターのノド越しを楽しめ、トニックウォーターの苦みがあまり得意ではない人にもおすすめ。

ジンジャートニック

生姜の風味が味わえるジンジャーエールとトニックウォーターを合わせつつ、ライムジュースを加えることで、さわやかなライムの味とジンジャーエールの辛口を楽しめるカクテルです。キレのある味わいのノンアルコールカクテルを楽しみたい人におすすめでしょう。

トニックウォーターはさまざまな活用ができる飲料!

今回はトニックウォーターの歴史や活用法のほか、おすすめのカクテル紹介などをしてきました。トニックウォーターは長い歴史を持つ飲料であり、そのまま飲んでもカクテルに使ってもおいしい飲み物です。

幅広い楽しみ方ができ、作り方で味も大きく変わるので、トニックウォーターに興味を持った人は、ぜひ紹介したカクテルを作って、飲んで楽しんでみてください。

・お酒は20歳を過ぎてから。
・飲酒運転は法律で禁じられています。
・妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
・飲酒は適量を。
・飲んだ後はリサイクル。


[文・構成/grape編集部]

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