『殊勝』の意味とは?類義語、対義語や英語表現を例文で解説
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『殊勝』は『非常に優れていること』や『健気なこと』などを意味し、主に褒め言葉として使用される言葉です。
本記事では、『殊勝』の意味に加え類義語や対義語、英語表現を例文とともに解説していきます。意味と使い方を確認して、ぜひ正しく使ってみてください。
『殊勝』とは?
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『殊勝』は『しゅしょう』と読みます。見たことはあっても、意味を知らない、使い方が分からない人も多いのではないでしょうか。
やや難しい言葉なので使用頻度は少ないかもしれませんが、ビジネスシーンではよく出てくる言葉です。どのような意味で会話に出てくるか理解するためにも、詳細を解説していきましょう。
本章では『殊勝』の意味について詳しく確認していきます。
『殊勝』の意味
殊勝には3つの意味があります。
『殊勝』は心が清らかで、行動が美しいことを表す言葉です。どの意味もほかより優れている様子を表しており、褒め言葉として使用されます。他人のために自己を犠牲にするような行動を指す場合が多いようです。
『心がけや行動が健気で関心なこと』として、主にビジネスシーンや日常会話の中で使われますね。
周囲から見て感心、尊敬の念を表す言葉は上司に向かって使用しないため、『殊勝』は目上の人には使用できません。
上から目線のような印象を与え失礼にあたるので、『殊勝』は基本的に目下の人に使うようにしましょう。
とりわけ優れていること
仏教用語である殊勝は、人より特に優れていて格別であるのをただ褒めるのではなく、謙虚で感服するさまを表しているようです。仏教では、日々の行いや心がけがよく、謙虚なのを『殊勝』と表現しています。
健気なこと
『殊勝』の意味の1つとして、『健気なこと』が挙げられます。目上の人が目下の人に使うのが一般的です。
神妙なこと
『殊勝』の表現方法の1つに、神妙な顔つきであるのを『殊勝顔』といいます。事情をよく分かっている顔つきの人を『殊勝顔をしている』と表現するようです。分かったような顔つきをしている、など否定的に使われる場合もあります。
『殊勝』の類義語と対義語
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『殊勝』の対義語には『傲岸(ごうがん)』や『横柄(おうへい)』、類義語には『健気』『神妙』『奇特』があります。『殊勝』の意味や使い方の理解を深めるためにも、それぞれ詳細を確認していきましょう。
対義語
『殊勝』の対義語には、『傲岸』や『横柄』などが挙げられます。どちらも『殊勝』の『健気で控えめな様子』と反対の意味を表す表現です。
『傲岸』は、おごり高ぶってめったに人に頭を下げない状態をいいます。自分が人より優れている認識があり、人に屈しない様子を表しているようです。
四字熟語に『傲岸無礼(ごうがんぶれい)』や『傲岸不遜(ごうがんふそん)』があり、どちらも『人に屈しない』状態を意味します。
『横柄(おうへい)』は、人を見下したような態度をとる様子。
日常生活では、謙虚さがなく、相手を小馬鹿にしている様子として使用される場合が多いようです。
類義語
『殊勝』の類義語は心がけがよくしっかりしているさまを表す『健気』や、心がけや行いが立派で優れているのを表す『神妙』、言行が褒めるに値するさまを表す『奇特』などが挙げられます。
『健気』は、困難なことへ勇敢に立ち向かうさまを表している言葉。経験が少なかったり、若い人が困難な物事に立ち向かったりするのに対して、勇ましく気丈でありしっかりしていると称賛する時に使います。
『神妙』は、心がけや行いが立派で優れており、態度がおとなしく、素直な姿を表している言葉です。日常からかけ離れた、想像できないほどおとなしい様子をいいます。
『奇特』は、行いに感心する状態を表す言葉。珍しく不思議なさまの意味で使われる場合が多く、物事や行いにどこか珍しさを感じる時に『奇特』を使用するのが一般的です。
『普通ではなく変わった人だ』と表現する場合もあるため、使い方には注意が必要ですよ。
『殊勝』の英語表現
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『殊勝』を英語で表すと『commendable』、『laudable』、『Exemplary commitment』などが挙げられます。『commendable』と『laudable』は形容詞として、『Exemplary commitment』はフレーズとして使用します。
commendable
『殊勝』を表す英語の1つとして『commendable』がありますね。『褒めるに足る、立派な、感心な』を意味する単語です。
laudable
ほかにも『殊勝』の英語表現には、『称賛するに足る、見上げた、あっぱれな』を意味する『laudable』があります。
Exemplary commitment
『Exemplary commitment』は、目標や使命、人々に対して非常に高いレベルの献身や責任感を示す時に使われますよ。
『殊勝』を使った例文
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『殊勝』をきちんと理解するために、具体的な例文を使って確認してみましょう。『殊勝』は『殊勝な態度』『殊勝な心がけ』『殊勝な面持ち』など、文章の中で言い回しに使う場合が多いです。
それぞれ微妙にニュアンスが違うので、使い方には注意が必要です。本章では『殊勝』を使った例文を解説していきます。
【例文1】
夏休みの最初に宿題を終わらせるための計画を立てているのに感心する様子、称賛する様子を表しています。
【例文2】
勉学に励む傍ら、家計を助けるためアルバイトすることに対して非常に感心している、健気で心打たれている様子を表しています。
【例文3】
いつもとは違うおとなしく、素直な態度を見せたと思ったら、目を離した隙に笑っていた様子を表しています。
『殊勝』を理解して使いこなそう
本記事では、日常会話ではあまり馴染みのない『殊勝』について解説しました。『殊勝』は、目下の人を称賛する時に使う言葉です。目上の人に使うと失礼になるので使用しないように気を付けましょう。
言葉の意味を正しく理解して、会話の中で使いこなしましょう。気になる言葉があったら調べる習慣をつけてみると、言葉への理解が深まり会話が楽しくなりますよ。
[文・構成/grape編集部]