車の暖房 燃費を悪化させない使い方は? プロの解説に「そうだったのか」
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- 出典
- カーコンビニ倶楽部
車のエアコンを使うと『燃費が悪くなる』ことは、車を運転する人であれば身をもって体験しているでしょう。
燃費を悪化させたくないからと暖房を我慢すると、手足が思うように動かなくなるだけでなく、運転にも集中できなくなります。
室内環境を整えながら燃費を保つには、暖房をどのように使えばいいのでしょうか。
車の修理、車検の専門店『カーコンビニ倶楽部』のウェブサイトでは、車の暖房の賢い使い方を紹介しています。
燃費への影響は車の種類で変わる
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車の種類は、大きく『エンジン車』『ハイブリッド車』『電気自動車』『燃料電池車』の4つに分けられます。
エンジン車はガソリン車やディーゼル車のようなエンジンを原動力とする車、ハイブリッド車はエンジンとモーターを組み合わせた車。
電気自動車はバッテリーとモーターで動かす車、燃料電池車は水素とモーターで動かす車です。
それぞれ冷房の仕組みは変わらないものの、暖房の仕組みは大きく変わります。
燃料に影響しないのは、車の排熱を利用するエンジン車、水素の化学反応による熱を利用する燃料電池車です。
一方、ハイブリッド車と電気自動車はモーターで暖かい空気を作るので、暖房を使うと燃料やバッテリー残量に影響が出てきます。
エンジン車とハイブリッド車は、それぞれの仕組みを理解した上で、最適な燃費対策を行うことが大切です。
車の暖房を賢く使う方法
まずは、エンジン車、ハイブリッド車ともに取り入れたい対策をカーコンビニ倶楽部のサイトから見てみましょう。
1.内気循環にする
『内気循環』は、エアコンスイッチの周辺にある『車の中に折り返し矢印』が書かれたボタンです。
暖房を入れても車内が暖まるまでには時間がかかるので、内気循環で一気に暖め、車内が暖まってきたら外気導入に切り替えるようにしましょう。
外気が遮断され空調の効率が上がるため、冷房使用時の燃費悪化も抑えられます。
2.『A/Cボタン』を使用しない
車のエアコンと室内エアコンは仕組みが大きく異なります。『A/C』という表示から『冷暖房』と感じてしまうかもしれませんが、車の『A/C』は暖房機能を持ち合わせていません。
A/Cボタンを押すと、除湿と冷房機能が作動するため、基本的には冷房時のみ使用するものと考えてください。
オートエアコンは自動で『A/C』がオンになる場合もあるので、暖房を入れた時に『A/C』がオンになっていないか確認するようにしましょう。
3.シートヒーターを使う
シートヒーターは、シートの座面を暖めてくれる機能です。
寒冷地仕様車やSUV、上級グレードであれば標準装備されていることもありますが、車種やグレードによってはオプション装備となるケースもあります。
エアコンに比べ消費電力が少ないので、ハイブリッド車に乗っている人は積極的に利用しましょう。
エンジン車のおすすめ対策は『エンジンが温まってから暖房を入れる』ことです。車に乗ってすぐに暖房を入れると冷たい風が出てくるので、かえって寒く感じてしまいます。
エンジン車は、メーターに表示される『水温警告灯』が消えてから暖房を入れるようにしましょう。
本記事で紹介した方法を実践し、車の暖房を賢く使ってみてください。
[文・構成/grape編集部]