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『伯母』と『叔母』は何が違う?定義や使い分けの方法を分かりやすく解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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おばと会話する女性

※写真はイメージ

伯母と叔母、どちらも『おば』と読みますが、どのように違うのか疑問に感じたことがある人もいるでしょう。

伯母と叔母を混同してしまうと、シーンによっては失礼にあたる可能性もあるため注意が必要です。

本記事では『伯母』と『叔母』の違いや使い分けの方法について詳しく解説します。

伯母と叔母の違いが気になる人や、かしこまった場で失礼のないように正しい日本語を使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

『伯母』と『叔母』の違いとは

親族の女性と遊ぶ女の子

※写真はイメージ

『伯母』と『叔母』は、どちらも父母の姉妹を意味する言葉ですが、意味に違いがあります。

伯母と叔母の違いは、以下の通りです。

  • 父親の姉:伯母
  • 母親の姉:伯母
  • 父親の妹:叔母
  • 母親の妹:叔母

父方、母方の違いは関係なく、単に姉か妹かによって分類されます。

漢字の意味から見る違い

伯母と叔母の違いは、漢字の成り立ちにも由来しています。伯母で使われる『伯』という漢字と、叔母で使われる『叔』という漢字のそれぞれの意味は以下の通りです。

  • 伯:兄弟の中の最年長。
  • 叔:最年長以外の年下の兄弟。

それぞれの漢字にこのような意味があるので、『伯』を年上の姉に、『叔』を年下の妹に使い分けているのでしょう。

『伯母』と『叔母』の使い分け

おばと仲の良い女性

※写真はイメージ

日常会話ではどちらも『おば』と発音するため、漢字の違いを意識することは少ないかもしれません。しかし、文章や正式な場面では適切に区別することが重要です。

判断のポイントは単純で、父母の姉であれば『伯母』、妹であれば『叔母』となります。年齢は関係なく、仮に母親より父の妹のほうが年上だった場合でも、その人は叔母に分類されるのです。

どちらか迷った時は、姉か妹かで判断しましょう。仮に姉か妹かも分からない場合は、ひらがなで『おば』と表記するのも1つの方法です。

『伯母』と『叔母』を使い分けたほうがよい場面

正装の男女

※写真はイメージ

伯母と叔母は会話上ではどちらも『おば』のため、区別しにくいですが、文字で伝える場合やフォーマルな場面では使い分けられるようにしましょう。

ここでは、伯母と叔母を使い分けたほうがよい2つの場面を解説します。

葬儀

葬儀の場では、親族間の礼儀を守ることが重要です。伯母や叔母が亡くなった場合は、親族にあたるため葬儀に参列することが一般的です。

必ず参列しないといけないというわけではないため、遠方で参列できないなどの理由がある場合は弔電や供花を送るなどの対応をしましょう。

また、葬儀に伯母と叔母が参列する場合は、席次に注意が必要です。

葬儀の席次では、故人と血縁の近い人が上座に座る習慣があります。そのため、伯母が叔母よりも上座に座るよう配慮しましょう。

礼儀を重んじる場では、細かな使い分けが必要になるため事前に確認しておくと安心です。

結婚式

結婚式では、新郎新婦と親族の席次を決める際に伯母と叔母を正しく使い分ける必要があります。

結婚式の席順は新郎新婦に近い親族が下座になり、そこから順番に遠い親族が上座に配置されるケースが一般的です。

具体的には、下座から両親、兄弟や姉妹、祖父母、伯父や伯母、叔父や叔母という順番になります。

そのため、伯母と叔母の順番を間違えないよう注意が必要です。ただし、地域や家庭によって席順のルールが異なる場合もあるため、不安な場合は事前に確認しましょう。

『伯母』と『叔母』を外国ではどう呼び分けている?

伯母と叔母、外国ではどう呼び分けている?

※写真はイメージ

日本では伯母と叔母を明確に区別して呼び分けますが、このように細かい区別を行うのは世界的に見ると少数派のようです。

英語では『aunt』という1つの言葉で、父方、母方、年上、年下に関係なく伯母と叔母を表現するようです。英語圏で「My aunt」と伝えると、父の姉も妹も、母の姉も妹も、すべて含まれるといいます。

英語と同様、1つの単語で表現する国と呼び方は以下の通りです。

  • フランス語:tante(タント)
  • ドイツ語:Tante(タンテ)
  • スペイン語:tía(ティア)

また、中国の場合は日本と少し異なり、父方と母方の姉妹で分けられ、年上、年下は関係なく区別されているのだとか。

そのため、中国語の伯母、叔母の呼び方は以下のようになるそうです。

  • 伯母(父親の姉):姑姑(グーグー)
  • 伯母(母親の姉):阿姨(アーイー)
  • 叔母(父親の妹):姑姑(グーグー)
  • 叔母(母親の妹):阿姨(アーイー)

外国に遊びに行く際に伯母、叔母を表現する際は、どう使い分けられているかをあらかじめ確認しておくと安心でしょう。

『伯母』と『叔母』に関連する言葉

仲睦まじい夫婦

※写真はイメージ

伯母と叔母のように、同じ発音でも漢字が異なる言葉は複数あります。ここでは、3つの言葉を見てみましょう。

小母

小母(おば)は、血縁関係がない年配女性を意味する言葉です。

例えば、近所の親しい女性や親族以外の年配女性に対して『小母さん』と呼ぶことがあります。

伯母や叔母は血縁関係がある女性に限定されるため、親族以外に対しては『小母』を使うのが適切です。

大伯母・大叔母(おおおば)

大伯母と大叔母は、自分の祖父母の姉妹を指す言葉で、以下のような違いがあります。

  • 大伯母:祖父母の姉
  • 大叔母:祖父母の妹

一般的な会話の中ではあまり使われることがない言葉ですが、正式な場や系図などでは適切に使い分ける必要があるため、覚えておきましょう。

ちなみに『従祖母(じゅうそぼ)』という表現もありますが、この場合は姉妹両方を指します。

伯父・叔父(おじ)

伯父と叔父も、伯母と叔母と同様に、父母の兄弟を区別するために使われます。それぞれの意味は、以下の通りです。

  • 伯父:父母の兄
  • 叔父:父母の弟

伯母と叔母と同様、結婚式や法事の席次表などで正しく使い分ける必要があります。

『伯母』と『叔母』の違いを理解し正しい日本語を使おう

叔母と叔母には、父親または母親の姉か妹かという違いがあり、姉は『伯母』、妹は『叔母』と表現されます。

会話上では両方とも『おば』のため違いが分かりませんが、文章やフォーマルな場面で間違えると失礼にあたる可能性もあるため、違いを理解しておきましょう。

また、伯母と叔母同様、読みは同じでも漢字が異なる言葉も複数あります。

伯母と叔母の違いと一緒に理解し、正しい日本語を使えるようにしましょう。


[文・構成/grape編集部]

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