スウェーデン流イジメをなくす取り組み 「もっと早く知りたかった」の声
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- 出典
- friends
日本でも度々、問題になるイジメ。
「イジメを苦に自殺」といった痛ましい事件が報道されることもありますが、報道されないまでも多くの学校や職場などのコミュニティでイジメは存在しています。
しかし、こういった問題は日本に限ったことではないようです。スウェーデンでも、イジメは大きな社会問題。そして、このイジメに対するNGO「Friends」のスウェーデン流の取り組みが「とても理論的だ」と注目を集めています。
子ども、親、教師の3者にできること
スウェーデンのイジメ撲滅を掲げる「Friends」はイジメをなくすためには「子ども、親、教師がそれぞれの立場で、イジメに対してどう向き合うか」が大切であると語っています。
子どもの立場でできること
「Friends」は、イジメの当事者になり得る子どもたちを、こう定義しています。
まずはイジメの責任は子どもにはないことを強調します。一方で、子どもにはこんなサポートを求めています。
そして、具体的な協力として、子どもに次の4つを求めています。
心配してあげよう
「何かおかしいな」と感じるクラスメイトがいたら、その子を見つめてあげましょう。声をかけてもいいし、微笑みかけてもいい。どんなに小さなことでも、その友達にとっては大切な一歩です。
良い空気を作ろう
グループがどんな雰囲気かが大切。放課後や教室で形成されるグループで、悪口や悪ふざけが横行する雰囲気だとしたら、それは問題かもしれません。大人に相談しましょう。
ダメと言おう
誰かが悪口を言っていたら「ダメだ」と伝えましょう。大人に相談するのもいいでしょう。それはチクリではありません。イジメは違法なんです!もし「ダメ」だと言わなければ、イジメに賛成しているのと同じです。
行動を起こそう
自分自身が「間違っている」と思うなら、行動を起こしましょう。「それはダメだ」と直接伝えてもいいですが、もし暴力的なイジメがあったら大人に相談しましょう。イジメが外部からの仲介なしになくなることはないのです。
「子どもに責任はない」としつつも、具体的な協力を求めています。そして、大人に知らせることで、イジメは解決できるということを伝えています。反対に、大人が介入しなければ、イジメが解決することはないということも強調しています。
親の立場で、イジメ撲滅にできることとは…