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「もっとよく見て」と書かれたポスターに、考えさせられる…

By - grape編集部  公開:  更新:

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いじめは、周囲から気付かれない場所で、行われていることがあります。

最初はいじめの加害者と被害者の間でしか認知されないため、周囲が気付いた時には問題が深刻化していることも。

味ぽん(@ajiponteacher)さんが見かけた、いじめの防止啓発ポスターは、まさにこうした状況をよく表したものでした。

「もっとよく見て」と書かれたこのポスター。

生徒の服や髪の部分をよく見ると、無数の誹謗中傷や生徒の苦しみが書かれているのです。

「遠くからじゃ分からない。あなたは気付けていますか?」という言葉からも、考えさせられるものがあるでしょう。

ポスターには、「胸が苦しくなる」「強いメッセージ性がある」などの反響が上がりました。

ポスターの反響は?

今回のポスターは、いじめの防止に向けて対策に取り組んでいる、NPO法人『再チャレンジ東京いじめ・自殺防止国民運動本部』が『第8回いじめ・自殺防止コンクール』の中で募集したものです。

同法人で理事長を務めている平林朋紀さんに、ポスターについて話を聞きました。

平林さんによると、これまで東京都内の2,165校におよぶ学校にポスターを配布。2022年1月現在になると、東京都近辺や関西など地域を広げ7千以上の学校に贈呈しているとのことです。

ポスターを配布したところ、このような反響があったといいます。

「ポスターが欲しい」との依頼を受けて送ったところ、いじめ被害者である子供が、加害者の保護者を呼んで、無事にいじめが解決したという報告が届いています。

当事者から離れた場所にいては、いじめは気付きにくくなるもの。誰もが当事者に想像力を働かせていき、いじめのない社会になってほしいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@ajiponteacher

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