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「改めて読んでほしい」 東京都医師会の、過去の『呼びかけ』が再拡散される

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2020年7月3日、東京都内での新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染者数が100人以上にのぼることが分かりました。

感染者数が100人を超えるのは、2日連続。依然として感染拡大を続けるコロナウイルスの脅威に、都民の間には緊張や不安感が広がっています。

そんな中「改めて、多くの人に読んでほしい」として、1枚のポスター画像がネット上で注目を集めています。

「もしも、もう6週間みんなで頑張れたら」

ポスターは、同年4月に東京都医師会がウェブサイトに掲載したもの。

コロナウイルスが流行し始めた当時、東京都医師会は「もしも、もう6週間みんなで頑張れたら」と、多くの人に呼びかけていたことがありました。

4月7日に緊急事態宣言が政府によって出され、4 週間が経とうとしています。東京では全国に先駆けて、自粛をより強く求める緊急事態措置が発せられてから、みんなで頑張ってきましたが、完全には新型コロナウイルスをなくすことはできませんでした。

最近わかったことですが、新型コロナウイルスは発症する2日前の潜伏期間から感染力を持って人から人にうつるそうです。この時期は発症前ですから、感染していても自分が感染しているとは思いませんし、当然人にうつすことなど想像してもいません。

そうして無自覚のうちに感染させてしまった方の100人に5人は、命の危険にさらされてしまうのです。大切な命を守るために、私たちは気持ちを切り替えて戦い続けなくてはならないと考えます。

そこで、東京都医師会からのお願いです。みなさん想像してみてください。

新型コロナウイルスを、もしも今この瞬間から東京で誰一人にもうつさず、うつされなければ、2週間後には新しい患者さんはほとんど増えなくなり、その2週間後にはほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には街にウイルスを持った人がいなくなります。

今から6週間、みなさんが誰にもうつさず、誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きな自由を手にします。

もちろん、一度収束してもどこからか新型コロナウイルスが東京に侵入してくれば、当然感染する人が現れます。しかし、一度ウイルスに勝った経験を持てた私たちは、ウイルスを恐れる必要はなくなります。これまでみんなで続けてきた努力は、ウイルスに勝った社会的経験になり、それを効率的に行えるようになるからです。だからもう6週間、今日この日から誰にもうつさず、誰からもうつされないように頑張りましょう。

東京都医師会の心からのお願いです。

TokyoMedicalAssociation ーより引用

緊急事態宣言が解除されたことで、一時は収束傾向にあるかと思われたコロナウイルス。しかし、状況は変わらず今後も引き続き注意が必要です。

「もっと広まってほしい名文」「拡散して」「一緒に頑張ろう」と多くの人の胸を打った、東京都医師会の呼びかけ。

これまで多くの人が感染しないように、そして感染を広めないように行ってきた努力を無駄にしないためにも、改めてこの呼びかけを頭に入れておきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
TokyoMedicalAssociation

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