劇場再開後に約2300席を埋めた観客に驚き! なぜなら…
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2020年、世界中に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。
その影響は、エンターテインメント業界にも大きな打撃を与えています。日本だけでなく、世界中でライブやコンサート、演劇などのイベントが軒並み中止となりました。
このままいくと世界のエンターテインメント部門は、今後5年で約17兆の損害が出るといった計算もされています。
そんな中、スペインのバルセロナにあるオペラハウス『リセウ大劇場』では、ある変わった取り組みが行われました。
観客の姿が画面に映し出されると…
現地時間、同年6月22日の午後5時からライブ配信とともに開演した、リセウ大劇場でのコンサート。
2292の客を前に、弦楽四重奏団がプッチーニの名曲を演奏しました。
しかし、客というのは人間ではありませんでした。演奏を聴いたのは…。
なんと、音楽を聴いているのは2292本の植物だったのです!
演奏の最後には、まるで植物にも心があるかのように葉を揺らして拍手をしているかのような映像が映し出されていました。
この植物は、地元の保育園などから集められたといいます。
また、音楽を聴いた植物は2292人の医療従事者や病院に届けられ、アーティストからの証明書も添えられるとのこと。
ライブ配信を見た人たちからは、感動の声が寄せられていました。
・言葉ではいい表せないほど感動しました。最後の拍手で涙が出た。
・さぞかし、いい音楽を聴いたことでしょう!ユーモアが素敵。
・この植物たちはいい音楽を聴くことができたから、きっと大きく成長するはず。
一日も早く世界でコロナウイルスが終息し、再び劇場で医療従事者を含めた観客が音楽を楽しめるようになるといいですね。
[文・構成/grape編集部]