天皇陛下が雨の日に『透明なビニール傘』をお使いになる理由
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
いつも笑顔で、私たちのことを気遣ってくださる天皇皇后両陛下。
その優しいお心がわかる『透明なビニール傘』のエピソードをご紹介します。
天皇皇后両陛下の透明なビニール傘
2013年7月、天皇皇后両陛下は東日本大震災の復興状況を視察に、岩手県を訪れました。
大船渡市(おおふなとし)の工場をご視察なさったとき、あいにくの雨。
宮内庁の職員が大きな黒い傘を差し出しましたが受け取らず、透明なビニール傘をお使いになりました。
提供:産経新聞社
ビニール傘だなんて天皇皇后両陛下に相応しくないと思う方もいるかもしれませんが、これは「出迎えてくれた職員たちに、顔がよく見えるように」というご配慮だったのです。
その後に訪れた陸前高田市でも、土砂降りの中、透明なビニール傘をお使いになり、被災者の方たちに手をお振りになりました。
このビニール傘は、折れないように特殊な加工がされた特別製。以前から、お顔がよく見えるビニール傘に大変興味をお持ちだったそうです。
天皇皇后両陛下の優しい御心は、こんなところにも表れていたのですね。細かいことまで行き届くご配慮に、心うたれました。