両陛下、『ゆかりの地』こどもの国をご訪問 赤ポッポ号から子どもに笑顔
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神奈川県横浜市にある、児童厚生施設『こどもの国』。およそ100haの広い敷地内に、アトラクションや牧場が建設されています。
2019年4月12日、天皇陛下と皇后陛下がこどもの国を訪問されました。
こどもの国は、1959年に天皇陛下(当時、皇太子殿下)の成婚を記念して建設された施設。企業や民間からの寄贈によって、施設が整備されました。
両陛下は1965年にこどもの国が開園した際、開園式に参加されました。その後も、両陛下は何度かこどもの国を訪問されています。
この場所は、両陛下の『思い出の地』でもあるのです。
こどもの国では、2019年4月6~21日の間、皇太子記念館ホールで両陛下のご結婚60年を記念する写真展を開催しています。
また、天皇陛下のご在位30年を記念した特別なデザインの入園券も販売されています。
こどもの国がある場所は、戦時中、旧日本軍の弾薬製造貯蔵施設として使用されていました。また、敗戦後はアメリカ軍に弾薬庫として接収されました。
その跡地に建てられた、子どもたちの笑顔が咲き乱れるこの場所は、平和の象徴ともいえるでしょう。
2018年12月23日に、85歳の誕生日を迎えられた際、会見で「平成が、戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」とおっしゃった天皇陛下。
この地がずっと幸せな場所であったのは、天皇陛下のお心あってこそでしょう。
[文・構成/grape編集部]