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カビた服を洗濯機で洗うとどうなる?正しい洗い方とカビの予防法を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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カビた服を洗濯機で洗うとどうなる?正しい洗い方とカビの予防法を解説

※写真はイメージ

カビが生えてしまった服を見て「洗濯機でそのまま洗っても大丈夫なのかな」と、疑問に思ったことがある人もいるでしょう。

カビた服をほかの服と一緒に洗うと、カビが落ちないどころか、ほかの服に移ってしまう可能性もあります。

本記事では、カビた服を洗濯機で洗ってもよいかの判断基準や、『白カビ』と『黒カビ』の落とし方、さらにカビを防ぐ方法を解説します。カビた服を洗濯機で洗ってもよいのか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

カビた服を洗濯機で洗うとどうなる?

カビた服を洗濯機で洗うとどうなる?

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カビが生えた服を洗濯機でそのまま洗うと、ほかの衣類にカビが移る可能性があります。

というのも、家庭用の洗濯機では基本的に冷水で洗うので、50℃以上の高温で死滅するといわれるカビを、完全に除去するのは難しいそうです。

そのため、洗濯中にカビの胞子が水中に広がり、ほかの衣類や洗濯槽に付着する恐れがあります。その結果、洗濯後にカビ臭が残ったり、衣類に再びカビが生えたりするケースもあるのです。

ほかの衣類にカビが移るのを防ぐには、事前にカビを落としてから洗濯機に入れましょう。

カビた服を洗濯機で洗う場合の方法

カビた服を洗濯機で洗う場合の方法

※写真はイメージ

カビが生えてしまった服を、ほかの衣類と一緒に洗うのは避けたほうがよいでしょう。ただし、1着だけ洗濯機で洗う場合は、適切な事前処理を行うことでカビを落とせるようです。

ここからは『白カビ』と『黒カビ』に分けて、それぞれの対処法を解説していきましょう。

白カビの場合

『白カビ』は、服の表面に付着していることが多く、比較的落としやすいのが特徴です。白カビが生えた服を洗濯したい場合は、次の手順で行いましょう。

1.服を風通しのよい屋外などで広げ、白カビをブラシやテープで取ります。

2.消毒用のエタノールをスプレーし、ティッシュや布でポンポンと叩くように拭き取ります。

3.40~50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30〜60分浸け置きします。

4.浸け置き後は、衣類の洗濯表示を確認して、指示通りに洗濯機で洗います。

5.洗濯が終わったら、通気性のよい場所でしっかりと乾かしてください。

乾燥が不十分だと、再度カビが生える可能性があります。晴れた日には天日干しをしましょう。色落ちが心配な場合は、風通しのよい日陰に干すのがおすすめです。

黒カビの場合

『黒カビ』の場合は、繊維の奥まで入り込んでいるケースが多く、除去が難しいかもしれません。そのため、根気よく丁寧に取り除く必要があります。

黒カビを落としたい場合は、以下の手順で実施しましょう。

1.ゴム手袋を着け、黒カビ部分に『酸素系漂白剤』を、綿棒で直接塗り込みます。

2.さらに、40~50℃のお湯に『酸素系漂白剤』を溶かし、衣類を1〜2時間浸け置きします。

3.カビが落ちたら軽くすすぎ、洗濯機で洗います。

4.洗濯後は、日が当たる場所や風通しのよい場所で、しっかりと乾かしてください。

『黒カビ』の場合は、完全に落ちないケースもあります。

漂白剤の使用で風合いが変わることもあるため、大切な衣類や水洗いできない服の場合は、クリーニングに出すことを検討するとよいでしょう。

服にカビを生やさないための4つの対策

服にカビを生やさないための4つの対策

※写真はイメージ

カビが生えた服を洗濯機で洗い、ほかの衣類や洗濯槽にカビを移さないためには、普段からカビを予防することが大切です。

ここでは、服をカビから守るための4つの対策を紹介します。

1.服をきれいにしてから収納する

一度でも着用した服には、目に見えない汗や皮脂が付いています。汗や皮脂はカビの栄養となるため、きちんと洗ってから収納しましょう。

特に、ニットやアウターの場合は汚れが目立ちにくく、うっかり見逃してしまう傾向にあります。食べこぼしや汗染みが付いた服は、クローゼット内でカビが生える原因となるため、洗濯を徹底しましょう。

また、服が乾ききっていない状態で収納すると、湿気がこもりカビが生えるリスクが高まります。

着用後の服は必ず洗濯して汚れを取り、乾燥させてから収納することを習慣化してください。

2.収納スペースの掃除や換気を定期的に行う

服だけでなく、保管場所に注意を払うこともカビ予防につながります。

クローゼットやタンスの内部には、ほこりや湿気が溜まりやすく、カビの温床になりやすいです。ほこりはカビの栄養源になるため、週に一度は、掃除機や乾いた布で内部をきれいにしましょう。

3.収納スペースに湿気がこもらないようにする

クローゼットやタンスのように密閉された空間では、湿度が高くなりやすく、カビが一気に繁殖する傾向にあります。そのため、湿度を抑える工夫が必要です。

市販の除湿剤や防カビ剤を使うと手軽で、効果も期待できます。除湿機を使うと、さらに広範囲の湿度をコントロールできるでしょう。

日中の晴れた時間に、収納スペースの扉を開けて空気を入れ替えると、湿気がこもりにくくなります。除湿だけでなく、風の流れを意識することが大切です。

また、服を詰め込みすぎると風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。クローゼットやタンスがいっぱいになるほど服を収納せず、空間に余裕を持たせましょう。

衣類の間にすき間を作って空気を通しやすくするために、クリーニングのビニールや衣類カバーを外すのもおすすめです。

4.定期的に洗濯槽を掃除する

せっかく服を洗っても、洗濯槽にカビが生えていると衣類に移るかもしれません。洗濯槽の内側には、洗剤のカスや衣類の繊維がたまりやすく、湿気と合わさることでカビが繁殖する原因となります。

見えない部分にもカビが生えやすいため、月に一回を目安に『洗濯槽クリーナー』で掃除を行うのが理想です。忙しくて手が回らない場合でも、2か月に一回は実施してください。

湿度の高い梅雨や秋は、カビが発生しやすいため、こまめに洗濯層の掃除をするのがおすすめです。洗濯槽を清潔に保つことで、衣類へのカビの広がりを防げるでしょう。

服のカビを防ぐには日頃の予防が大事

カビた服を洗濯機で洗うと、ほかの衣類にもカビが広がる可能性があります。カビの広がりを防止するために、カビ取りの工程を挟んでから洗濯機で洗いましょう。

また、日頃から服にカビを生やさないように予防することも大切です。以下の対策を習慣付けてみてください。

  • 衣類をきちんと洗ってから収納する。
  • 収納スペースを清潔にして風通しをよくする。
  • 湿気対策を行う。
  • 洗濯槽を定期的に掃除する。

大切な衣類を守るために、日常的な対策を心がけましょう。


[文・構成/grape編集部]

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