「リア充アピールに見えるかも」娘と話して考えた、SNSで伝えたいこととは?
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
大人の一人自撮り問題
「おばさんたちって、どうして自撮りをSNSにあげるの?」
「それに、どうして群れてるの?」
若者から見ると、中高年のSNS活動には理解し難いものがあるらしい。
Z世代の娘の質問、というのか疑問は、『おばさん世代』の痛いところを突いてきます。
表現の自由があり、常識の範囲内で発信の自由もある(公序良俗に反するものはもちろんNGです)。
そんな自由なバーチャルの空間をどう使うか、そこに人それぞれの美意識が現れるのですね。
何が美しく、何が美しくないか。SNSの発信は、究極、自分という人間をどう伝えるか、ということにつながっている。
だから、少し意識して作り込んだほうがいいのではないか、と思うのです。
さて、おばさんたちの自撮り問題、一人自撮りです。
まず、自撮りをしている姿はなんだか滑稽です。
腕を伸ばし、顔を小さく見せたいからできるだけ離して。
でも、腕の長さには限りがあるので、どんなに伸ばしても大差ない。
そして、顔を作る。笑顔なのか。微笑みなのか。たまに目線を離したりして。
私もたまに自撮りをしますが、そんな自分の姿が恥ずかしくてたまらない。
たとえば、一人で旅行するとき、仕方なく撮ることがあります。
でも写真には、情けない感じや恥ずかしさが現れてしまう。ということで、一人旅の写真は風景と料理ばかりです。
若い人が一人自撮りをするのを目撃することがありますが、感心します。
ちょこちょこっと髪を直し、顔の角度を変えてチェックして、ベストな自分を撮る。
自分をどう見せるか、その探究心。同じことを私がすると滑稽になるのは、火を見るより明らかですね。
群れている問題。若者からすると、「私のソサエティ、すごいでしょ」という自己主張、承認欲求に映るらしい。
いわゆる『リア充』をSNSに出すのははしたないと感じるそうです。
一人自撮りも群れている問題も、『痛い』。確かに、若い人がそう思ってしまうのには共感します。
これからまだまだ未来がある若い人たち。
なんとなく先が見え、今を楽しもうとする大人たち。
それぞれの美意識を磨きつつ、『痛い』と思われない程度に表現していきたいものです。
まあ、『痛い』と思われようと自分の人生には関係ないのですが、娘と話していて『大人は素敵』と思われるような発信をすることも大切だなあと思いました。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」