絶対にやめて! 瓶詰食品への『直箸』、厚生労働省が注意喚起
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暑い時期は食品が傷みやすく、日常のなんでもない行為が食中毒につながる可能性があります。
例えば、瓶詰の食品を食べる際の『ある行動』は、夏場はもちろん、季節を問わずしないほうがいい危険な行為です。
面倒でも直箸はNG!取り分け用の箸を使おう!
瓶詰の食品には、ご飯のお供となる食べ物が多く見られます。例えば、サケフレークやなめたけなどです。「ご飯には欠かせない!」という人もいるでしょう。
では、瓶詰の食品を取る際の『お箸』はどうしているでしょうか。もしかすると、「自分が使っているお箸をそのまま瓶に突っ込んでいる」と、直箸(じかばし)をしていないでしょうか。
実はこの直箸にはリスクがあります。
厚生労働省の食品監視安全課に聞いたところ、このような回答がありました。
瓶詰の食品に直箸をすると、箸についた唾液が中の食品に付着します。
唾液には細菌などが含まれており、食品に付着した状態で保存すると、雑菌やカビが繁殖し、口にした場合は食中毒を起こす可能性があります。
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箸に付着した唾液から食中毒を起こす危険があるため、瓶詰食品の直箸は避けたほうがいいのです。
各自治体の保健所でも注意喚起をしています。
例えば、八王子市保健所でも「直箸ではなく、取り分け用の箸を活用しましょう。特に瓶詰やキムチ等、パックに入った1回では食べきれないものは注意しましょう」と直箸の危険性を指摘していました。
育ってきた環境の違いなどからギャップが生まれやすく、ネットでもたびたび議論になるこの問題。SNSなどではさまざまな声が見られます。
・直箸が原因で揉めたことがあります。衛生観念の違いのすり合わせって共同生活において重要事項ですよね。
・コロナ禍以降、使いやすそうなトングを何個も購入し、家族でも直箸はやめました。たくさんのトングやスプーンの洗浄が結構大変ですが、これも安全のためと思ってやっています。
・昔は大家族の人が多く、箸だけじゃなく、コップやお茶碗も共有だったし、おかずも大皿で出すなど大雑把だった。今は衛生観念の基準も上がり気にする人も増えたけど、そういう時代の背景に取り残された人も多くいるんだろうなと思う。
もちろん、瓶詰の食品だけでなく、大皿料理などほかの人とシェアするものも直箸はNG。必ず取り分け用の箸を用意しましょう。
また直箸以外にも、食中毒を避けるために以下は、重要なポイントとのことです。
・お惣菜やテイクアウトした食品などはその日のうちに食べきる。
・家庭で調理したものもできるだけ時間を置かずに食べきる。
・ペットボトル飲料は開けたら早めに飲みきる。
面倒かもしれませんが、食中毒のリスクを避けるためにも直箸はNG。
「ちょっとつまむだけ」だったとしても、必ず取り分け用のお箸を使いましょう!
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]