プレゼントされたのは、3Dプリントのくちばし 技術の進歩が救った命
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大きなくちばしが特徴的な、中南米に生息する鳥、オオハシ。
オオハシのくちばしには、食べ物を採るだけでなく、体内の熱を逃す役割もあります。
グレシアに起きた悲劇
しかし、心ない人のイタズラにより、大切なくちばしを失ってしまった1羽のオオハシがいました。名前は、グレシア。
グレシアは動物救護センターに保護されたものの、自力で食べることもできず、このままでは命の危機をむかえる可能性もありました…。
そんな中、グレシアに救いの手を差し伸べたのは、3Dプリンタのメーカー!なんと、「3Dプリンタを使い、欠けた部分を補うくちばしを作りたい」と申し出たのです。
近年注目される3Dプリントの活用方
医療現場でも注目される、3Dプリント。義手や骨などを3Dプリンタで作った実例があります。
とはいえ、特徴的なオオハシのくちばしを作るのは、おそらく初の試みでした。
そして出来上がった初のくちばしをつけたグレシアを、映像で確認できます。
使い心地もしっかり考えられていて、水を飲んだり浴びたりするオオハシの生活に合わせ、非常に軽くて耐久性のあるナイロン系の素材が使われています。
グレシアも、3Dプリントのくちばしを使いエサを食べる姿を見せており、その使い心地は上々のようです。
今回グレシアがくちばしを失った経緯は、憤りしか感じません…。しかし、新しいくちばしを手に入れ、また普段の生活にもどれるようになって本当によかったです!