東邦、9回裏4点差から 奇跡の逆転サヨナラ勝ち 「こんな一体感は初めてだ」
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日々、球児たちが数々のドラマを生み続ける高校野球。2016年8月14日、東邦vs八戸学院光星で観客席すべてを巻き込む熱い戦いが繰り広げられました。
9回裏、4点差。八戸学院光星の勝利が決まったかと思われていましたが、1番鈴木光稀が安打で出塁。その直後に観客席から手拍子が起こり、甲子園球場全体の空気が変わります。
7回表、八戸学院光星に7点差をつけられていた東邦は、その裏に2点を返し、さらに8回に1点。その追い上げに期待するかのように手拍子が盛り上がっていきました。
「甲子園を観戦してきたなかで、ここまでの一体感は初めてだ」と言う人も出るほど、観客席は沸き上がります。
声援に押し上げられるように、東邦は5点を奪ってサヨナラ勝ち。スタンドは白いタオルが振られ、奇跡の逆転劇に、これまでにないほどの歓声が上がりました。
完全に球場全体を味方につけてしまった東邦。試合が終わるまでは何が起こるかわからない…。怖いほどに高校野球がおもしろいのは、こんなドラマを見せてくれるからなのでしょう。
どんなにピンチでも最後まで諦めなかった東邦、本当におめでとうございます! 苦しい中でも戦いぬいた八戸学院光星にも、大きな拍手を送りたいと思います。