おもてなしの心 アナウンサー押阪忍の『美しいことば』
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こんにちは、フリーアナウンサーの元祖!?などと言われている押阪忍です。
ご縁を頂きまして、この欄で、お喋りをさせていただくことになりました。お目に留まれば、シニアアナウンサー(花ウンサー)の『独り言』にお付き合いいただければ幸いです。
リオのオリンピック、パラリンピックでの日本選手の活躍は、本当に目覚ましいものがありました。改めて日本の代表選手に敬意と称賛を贈りたいと思います。
さて、4年後の東京オリンピックは、あっという間にやって参ります。世界各国から大勢の選手や外国人旅行者が日本を訪ねる訳ですが、「おもてなしの心」を外国の方々へ、どう伝えるか…それはオリンピック関係者だけではなく、一般の私達にも関わっているのではないか、と思うのです。
自分が外国に行った時、街に出てもすれ違う人の表情から『冷たさや疎外感』などを覚えると、楽しさよりも不安感に陥ったことが何回かありました。それが笑顔の人達ですと、ホッとします。
それは人の表情だけではなく、街の顔にもあります。外国人旅行者にも判る町名、道路標識、駅名、信号、トイレマーク…。レストランの料理メニューなどにも心遣いが必要でしょう。特に近くて遠い国と言われている韓国、中国、ロシアなど近隣国には、心情的に特別な心配りをする必要があるように思えます。
外国語が使える人は、大いに自分から声を掛ける「勇気」を持って欲しいと願っています。カタ言の英語でも韓国語でも「ようこそ」の声かけが、その国の方にどう印象づけられるか…。
旅行者は、旅費、滞在費、お土産品など、日本経済にかなりの貢献をしてくれる訳ですから、これまでの礼儀正しく勤勉な日本人のイメージに加え『心温かく、気配りの日本人』の部分を、大いに表現して欲しい!と願うのですが、如何なものでしょうか…。
<2016年10月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。1965年には民放テレビ初のフリーアナウンサーとなる。以降テレビやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典なども行う。2016年現在、アナウンサー生活58年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。