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知らなかった!売り場に並ぶ梅酒 ラベルをよく見ると、梅酒にも2種類あることが判明

By - grape編集部  公開:  更新:

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日本の古来の果実酒である、梅酒。

“砂糖”、“お酒”、そして味の決め手となる“梅”が三位一体となった、まろやかで爽やかな味わいは、今や世界中の人々をも魅了しています。

そんな梅酒ですが、実は大きく分けて『2種類』あることをご存知でしょうか。

知らなかった!売り場に並ぶ『梅酒』と『本格梅酒』の定義

スーパーやコンビニなどで、様々な種類がズラリと並ぶ梅酒。

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その中でも、添加物を加えたものは、いわゆる『梅酒』。それとは別に、梅・糖類・酒類のみを原料とした無添加のものを『本格梅酒』と呼ぶ、という基準が定められているのです。

たしかに、売り場に並ぶ梅酒のラベルをよく見ると、商品によって表示が異なることに気づきます。

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そんな無添加の『本格梅酒』に、創業以来こだわり続けてきたのが、チョーヤ梅酒。

実は、この『本格梅酒』という定義が生み出される背景には、チョーヤと梅農家がともに乗り越えてきた紆余曲折がありました。

梅農家と共に乗り越えてきた、道のり

国内の梅酒市場は拡大していく一方、香料や酸味料、保存料などの添加物に頼る梅酒が増えた影響で、梅の出荷量はなかなか伸びず、梅農家は困っていました。

そこで動き出したのが、和歌山県。梅農家を守るために、梅の実を使った梅酒とそうでないものとの基準策定に動き出します。

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元々、ぶどう農家から始まり、ワインやブランデーを作っていたチョーヤ。

国内有数の梅酒メーカーとなった今でも、根底にはずっと“農家”の魂があるため、梅農家の方々と一緒に成長したいという『産農一体』の精神を貫いてきました。

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良い梅にこだわり続けるチョーヤは、梅農家とともに土づくりから歩んできた歴史もあり、梅農家と梅酒をともに盛り上げたい!と、和歌山県の活動に同調。

その結果、『本格梅酒』という新たなカテゴリーが生まれたのです。

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当初から無添加にこだわり続けてきたチョーヤは、創業100年を迎えて、いま一度原点に戻ります。

そして、これからの梅酒、梅農家の未来を担って、満を持して世に送り出したのが、『The CHOYA SINGLE YEAR』と『The CHOYA AGED 3 YEARS』。中でも『The CHOYA AGED 3 YEARS』は、由緒ある国際酒類コンペ“ISC”にて、梅酒として初めて金賞を受賞するという快挙を成し遂げたのです。

歴史が生み出す、熟成の味

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長きにわたり『本格梅酒』を作り続けてきたチョーヤ。

450基の貯蔵タンクに梅酒原酒を保有しており、その歴史の長さだけ育まれた味わいには深みがあります。さらに、無添加であるが故に、タンクの数だけ味に個性が生まれるのです。

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蓄積された独自のデータに基づいて、複数の原酒をブレンドすることで、その個性を融合して生まれたのが『The CHOYA SINGLE YEAR』。そして3年もの熟成期間を費やして生まれたのが『The CHOYA AGED 3 YEARS』。

実際に『The CHOYA AGED 3 YEARS』を味わってみると、ブランデーを思わせる重厚な香りと、歴史が生み出した複雑な余韻が広がります。意外にもキリッと辛口で、和食にもぴったり。

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仕事に、家事に、奔走した一日。

そんな頑張った一日のご褒美に、ソファーでくつろぎながら贅沢な一杯をいただく…なんて至福の時間はいかがでしょうか?

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