セリーヌ・ディオンが夫を亡くして初のクリスマス 心に響く言葉
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- 出典
- Céline Dion/TODAY
家族の一員を亡くした方にとって、年末のホリデー・シーズンを迎えるのはつらいものです。それは有名人であっても同じこと。セリーヌ・ディオンもその一人です。
セリーヌ・ディオンの最愛の夫、レネ・アンジェレリさんは、2016年1月27日、喉頭がんのためこの世を去りました。長年、セリーヌのマネージャーを務め、20年間の結婚生活を送ったレネさんとセリーヌは、毎年、一緒にクリスマスを過ごしていました。2016年は、レネさんのいない最初のクリスマスです。セリーヌとレネさんは、セリーヌが12歳、レネさんが38歳の時に出会いました。
レネさんのいないホリデー・シーズンを迎えるにあたって、セリーヌは自身の気持ちを鼓舞しています。
「私は夫を亡くした。子どもたちにはもう父はいない…こんな風に思って生きていってはいけないってわかっている。私は強く立ち上がって、自分の人生を生きていかないといけない」
「私には幸運なことに、15歳のレネ・チャールズと、6歳の双子、ネルソンとエディーがいる。彼らが私に寄り添って励ましてくれている」
子どもたちのサポートもあって、セリーヌはホリデー・シーズンの恒例となっているモンタナ旅行へ今年も行くことにしました。そこはセリーヌのお気に入りのスポットがあるそうです。
「レネは私たちがそこへ行くたびに、連なる山々に積もる雪に魔法をかけてくれたの。子どもたちとそこへ行って彼のことを想うわ。その山に登る度に、彼のことを近くに感じることができるから」
「でもね…とは言っても」と、いまだ癒えぬ心の内をセリーヌは語ります。
「夫が亡くなって一年近く経つということが信じられないの。いつサンタクロースが来るのかはわからないけれど、もし願いが叶うなら、ゆっくり来てねって言いたいわ。だってまだ準備ができていないんですもの!」
大事な人を2人も亡くした年
2016年のモンタナ旅行は、数人の家族と共に少人数で出かけるそうです。セリーヌはレネさんの亡くなった2日後に兄のダニエルさんもがんで亡くしています。セリーヌの家族は大切な人を2016年、2人も亡くしているのです。
「私たちは二人の死から立ち直ってはいないしし、傷は癒えていない。子どもたちはとても元気にしている。私たちも立ち直って前へ進んでいかなくてはならないわ。昨日は過ぎてゆき、明日はまだ来ない。だからこそ”今日”を生きていかないといけないの」
セリーヌの言葉には彼女の強くて優しい心が表れているような気がします。彼女はレネさんの死後、休演していたラスベガスでの定期公演を9月に再開させ、精力的に活動しています。
セリーヌは子どもたちに、こう話しているそうです。
「パパはどこかに行ってしまったわけではない。私はあなたたちの瞳の中にダディ―を見ることができるし、彼はいつも私たちの心の中にいる。人生の中にはつらいレッスンもあって、前にいかなくてはいけないこともある。
それにパパはつらい闘病生活から解放されて安らかにしているの。パパとお話しすることはできなくても、いつもあなたたちのことを見守っているわ」
ディオン家では、毎晩、寝る前に必ずレネさんの遺影にキスすることが日課だそうです。
セリーヌは続けます。
「(レネがいなくても)私は強くいられる。夫が私に与えてくれたものはすべてかけがえのないものだから。だからこそ、私は夫を失ったとは言いたくない。“私は世界一最高の男性と巡り合った”と言いたいの。彼もそう思っていたと思う。私たちはとてもラッキーだったのよ」
強く深い絆で結ばれていたセリーヌとレネさん。レネさんが亡くなってもそれは変わりません。とても美しい関係ですね。
セリーヌ・ディオンのポジティブな言葉
堂々と立ち、ポジティブに。闘いを選び、今日という日を(明日のためにではなく)今日のためにベストを尽くして生きる。
これこそがセリーヌさんがレネさんとの関係で学んだ一番のことかもしれません。夫の死という最もつらい出来事がこれからもセリーヌ・ディオンのパフォーマンスにさらに深みを加えていくことでしょう。
[文/grape編集部]