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リーゼントはどこ? 意外な事実が判明し、「知らなかった」の声が続出

By - grape編集部  公開:  更新:

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イギリスの「リーゼント」という町が由来???

Twitterで明らかにされたのは、「実はリーゼントはこの部分だった」という事実。

サイドを後ろに流し、後方で髪の毛をピタッと合わせることを「リーゼント」と言うのです!

「そっちだったんかい!」というツッコミと共に、「本当なの?」という疑問の声も上がっていたので、都内で理髪店を営む理容師さんに話を聞いてみました。

リーゼントが横の部分だったって本当なの?

――リーゼントが上の部分ではなく横の部分のことだって本当?

『元々は』という意味なら本当です。厳密に言えば、トップ(上)の盛り上がっている部分は『ポンパドール』と呼びますね。

女性のヘアアレンジなどでは、現在もそう呼びますが、男性の場合はあまり使用しない名称です。

――『元々は』ということは現在は変わって来ている?

ほとんどのお客様が、この髪型全体を指して「リーゼント」と認識しているので、それに応じて意味合いが変わって来たという印象です。

ちなみに、「リーゼント」というのは、イギリスのロンドンにあるリーゼントという街に由来しているんですよ。

――もう少し詳しくお願いします

リーゼントという街で流行っていた「サイド(横)を後方に流す髪型」をリーゼントと呼ぶようになったんです。

それが雑誌や映画などで、日本に伝わり、現在のような髪型全体を指してリーゼントと呼ぶようになったということでしょう。

取材時に参考資料として見せていただいた『理容美容学習用語事典』(編者・社団法人日本理容美容教育センター)によると、リーゼントは次のように説明されています。

リーゼント・スタイル Regent style

長髪型(ロング・カット、ロング・スタイル)の一種。

このようなヘア・スタイルが、イギリスのリーゼントという街で流行したので、この名がつけられたといわれる。

特徴は、側頭部の毛をすべて長くして後方に解かし、これを後頭部でちょうどV字形にとかしつけている。

わが国ではキザなスタイルのように思われているが、本来は非常に上品なスタイルとされ、中年の人に多く行われていた。

『理容美容学習用語事典』 ーより引用

つまり、簡単に言うと、現在認識されているリーゼントとは、元々の意味で言うと「リーゼント+ポンパドール」ということ。

元々は、上品な中年のオジサマが好んだスタイルだったというリーゼント。

日本人に多い固い髪質では、バチッと決めるのがなかなか難しいようですが、一度チャレンジしてみたら周囲の見る目が変わるかもしれませんよ!


[文/grape編集部]

取材協力
カットサロン 髪コバヤシ

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