「もう、そこまで来たか!」 アイコンの『元ネタ』を知らない世代が大人になってる?
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- 出典
- 総務省
1990年代後半から一気に普及した携帯電話
総務省の発表によると、携帯電話の人口普及率(契約数)は2013年度末に100%を超え、携帯電話を持つことが当たり前の時代になりました。
家庭環境などにもよりますが、学生がスマホを持っているのも、決して珍しいことではありません。
しかし、ほんの20年ほど前までは、現在とは全く状況が違いました。
電話と言えば、固定電話や公衆電話のことで、携帯電話は「一部の人が持っている電話」に過ぎませんでした。
当時は、外出先から連絡をとろうとすれば、公衆電話から固定電話に電話をかけるしかありませんでした。
街の至るところにあり、場所によっては並ばなければ利用できないといったケースも珍しくなかった公衆電話。
それが1990年代後半になると、携帯電話が一気に契約台数を伸ばし、反比例するかのように公衆電話が減っていきます。
現在でも、15万台以上の公衆電話が設置されてはいますが、「いざ使おう」と思っても探すのに苦労するほど減ってしまった印象しかありません。
また、公衆電話と共にその数を減らしていったのが固定電話。
「携帯電話があるから、わざわざ固定電話がなくてもいい」と考える家庭が増えたことで、「電話=受話器」という印象を持たない世代が生まれたのです!
「アイコンを変えるべき」という意見に納得
環境にもよりますが、「電話=受話器」という印象を持たないのは、現在の20歳前後の若者たち。
そして、今後は「電話≠受話器」が当たり前の世代が増えていきます。
Twitterにも、多くの意見が寄せられています。
「驚きしかない」「残念だ」という意見の一方で、「アイコンを変える時期に来ているんでは?」といった意見もありました。
確かに、「多くの人がひと目で分かること」を目的としたアイコン。
もしかしたら電話に限らず、多くのアイコンを見直すべき時期に来ているのかもしれませんね。
[文/grape編集部]