「考えられへん!」 ミス30ヶ所以上の『誤植本』が出版された理由
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提供:産経新聞社

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『中秋の名月』がいよいよ!翌日には『ハーベストムーン』も本日、2025年10月6日は、中秋の名月です。なんとなく「月を見ながら、団子を食べる」といったイメージを持っている人も多いかもしれませんが、その歴史はどういったものなのでしょうか。
大手出版社である株式会社KADOKAWA(以下、KADOKAWA)が、2017年1月30日に出版した『岐阜信長歴史読本』。
出版されたあと、編集に協力した岐阜市の職員が数多くの誤植(いわゆるミス)に気付き、確認したところ少なくとも30ヶ所以上の間違いがあることが明らかになりました。
指摘されている間違いの一部
既に出荷した分についてはすぐに回収し、間違いを正した改訂版は2017年3月下旬までに再発売する予定だと言います。
今回の一件がニュースで報じられると、「予算が少ないから校閲をせずに出版したのではないか」といった憶測もありましたが、『岐阜信長歴史読本』の校閲をした会社が「きちんと校閲をした」と発表。
間違いの原因は、校閲ではなく、編集部内での作業にあることが分かりました。
それでは、どのような理由で、「今回のようなミスだらけの本」が出版されることになったのでしょうか。
フリーランスとして、KADOKAWAの編集に携わった経験のある編集者に話を聞いたところ、「なぜミスが起こってしまったのか」が見えてきました。
労働環境と編集手順に問題か?