『盗撮冤罪』から身を守る!アサヒカメラが本気で特集
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アサヒカメラの7月号といえば、この20年間ヌード特集が常でしたが、2017年に特集されたのは、なんと『盗撮冤罪』について。
ここ数年、「カメラを向けただけで条例違反」と疑われかねない事態になりつつあります。
そこで『アサヒカメラ 7月号』では、どう対処すべきか、弁護士、元刑事、写真家の見解をまとめ『盗撮冤罪』から身を守る特集を掲載しました。
盗撮冤罪から身を守る
各都道府県で迷惑防止条例の改正が相次いでいます。
滋賀県の場合、条例改正前の盗撮行為の規制場所は『公共の場所』『公共の乗り物』でしたが、改正後は『特定多数の者が集まり、もしくは利用する場所』に拡充。
規制の対象についても、改正前は盗撮の意思があっても下着などの映像が撮影されていなかった場合は対象外でしたが、条例改正後は『カメラなどを人に向ける行為』も取締の対象となりました。
もちろん、人にカメラを向ければ何もかもアウトになるわけではありません。
『盗撮目的であること』が大前提ですが、盗撮目的かどうかを誰がどう判断・立証するのか…捜査当局に疑いをかけられたが最後、警察や司法機関、社会から不当な処遇や処分を受け、社会的制裁を受けることもあります。話題になることの多い、痴漢冤罪と同じです。
そこで7月号では、弁護士の見解、元刑事の目線、写真家の経験をクローズアップしています。
「盗撮の定義」と肖像権に関する解説、元刑事が分析する「写真愛好家と盗撮犯の違い」について、東京・渋谷で活躍するストリートスナップ写真家のトラブル体験について特集。
また、弁護士、元刑事、写真家がそれぞれ「盗撮冤罪から身を守る方法」をアドバイスします。
風景写真などをよく撮影する人など、勘違いされたくない人は一度読んでおくといいかもしれませんね。
アサヒカメラ 2017年 07月号
発売日:2017年年6月20日
[文・構成/grape編集部]