原作者逮捕で連載終了の漫画作品 作画担当のコメントに「これ以上ないほど真摯な言葉」
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※写真はイメージ

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- 出典
- @uszksr
・創作に必要なのは想像力。それはつまり、人の心や痛みへの想像力なんだと思う。
・これ以上ないほど真摯な言葉。
・本人の気持ちを思うと、無念だろうけど、それでも被害者に寄り添っていて立派。
2020年8月8日、漫画『アクタージュ act-age』の原作者である、マツキタツヤこと松木達哉さんが強制わいせつ罪で逮捕された件を受け、同月24日、作画担当の宇佐崎しろさんがコメントを発表しました。
そこにつづられていた宇佐崎さんの思いや、作品のファンに向けた呼びかけに対し、そんなコメントが続々と寄せられています。
「間違った方向に暴力として向けるのはやめて」
2018年1月から『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートし、コミックスが300万部を突破するほどの人気作品だった『アクタージュ act-age』。
しかし原作者が、都内の路上で10代の少女の胸を無理矢理触ったとして強制わいせつ罪で逮捕され、連載も終了に。ファンからは「刑務所で書き続けて」「出所したら連載を再開にして」といった声が上がっていました。
連載継続を求める声は、もしかしたら作画担当の宇佐崎さんの元まで届いていたのでしょうか。
24日に投稿された宇佐崎さんのコメントには、「連載終了を全面的に受け入れている」とし、被害者への思いがつづられていました。
連載を続ける道はあったのかもしれません。しかし、もしも連載を続けたとして、それが被害者を今後も苦しめる要因になりかねないことを、宇佐崎さんはちゃんと考えていたのでした。
続けて、宇佐崎さんはファンに向けてこうも呼びかけています。
「作品を読みたい」というファンの気持ちも理解できます。ラストを迎えることなく連載が終了し、行き場をなくしたファンの気持ちもまた、つらいものがあるでしょう。
しかし、それは宇佐崎さんも十分に理解しているはずです。
その上で、どこまでも被害者の気持ちに寄り添い、守ろうとする姿勢は誠実さにあふれたものでした。
「どうかしっかり考え、さまざまな視点を持ち、根拠のない情報に惑わされず、何をいうべきか、いわないべきかを選択してください」という宇佐崎さんの言葉を受け止めること…それがファンにできる最善の選択なのではないでしょうか。
【お詫びと訂正 2020年8月25日10時27分】
記事中、宇佐崎しろさんの表記に誤りがありました。訂正し、お詫び申し上げます。
[文・構成/grape編集部]