「なぜ、被害者ばかり…」 痴漢にあった友人の言葉に、ハッとする
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猫だと思ってなでていたのは? 混乱する飼い主に「めっちゃ分かる」自身の体験を元に、猫のキュルガと飼い主たちを描いた漫画をXに投稿している、漫画家のキュルZ(@kyuryuZ)さん。猫のキュルガと暮らす、飼い主の日常を漫画に描きました。飼い主は、たびたびキュルガの行動に頭が混乱してしまうようで…。

客に「スマイル1つ」といわれた店員 ばかにされると…「最高です」「スカッとした」@J4gkBさんは、オリジナルキャラクターの黒子ちゃんが、ファストフード店でアルバイトをする様子を描いた漫画をXに公開。まさかの結末に、2万件を超える『いいね』が寄せられています。
- 出典
- @omoti194
男性に比べて力が弱く、犯罪の標的になりやすい女性は、日ごろからさまざまな警戒を呼びかけられています。
犯罪に巻き込まれてしまった時に、第三者から「もっと気を付けるべきだった」などといわれ、傷ついた経験がある人も少なくないでしょう。
なぜ被害者ばかり
ある日、友人の女性から電話を受けたもちぎ(@omoti194)さん。
女性は痴漢の被害をきっかけに、身を守るためボクシングを始めたのだそうです。
そして、もちぎさんに『ある想い』を発信してほしいと語りました。
なんでやられる側が、こんなにコストをかけなきゃなんないんだろうね。
「被害者側が、本来ならば必要ないはずのお金や時間を使わなくてはならない」という理不尽さを語った友人。
このような状況は、女性への犯罪に限らず、学校や職場でのいじめなどさまざまな場面で起こっています。
時には、受けた心の傷のために日常生活にまで支障をきたしてしまう場合もあるでしょう。
漫画を見た人たちからも、数多くのコメントが寄せられました。
・自衛のために、なぜ被害者ばかりがお金をかけなきゃだめなんだろうと悲しくなる。
・よく考えれば、弱者ばかりがお金をかけて対策する社会っておかしい。
・盗撮にあった時、周りから「もっと気を付けて」「そんな短いスカートを履いてるから」といわれずっとモヤモヤしていた。
・弱者のほうが背負わされるものが大きい。弱者が救われる世の中になってほしい。
被害者側ばかりに対策を呼びかけるのでなく、被害者の心のケアや、犯罪そのものを減らすための方法を、社会全体で真剣に考えていく必要があるのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]