「こいつ痴漢だ!」の一言から始まった地獄の日々 『えん罪』に苦しんだ男性の物語
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
NHKで放送中のトーク番組『ねほりんぱほりん』。南海キャンディーズの山里亮太さんとタレントのYOUさんがぬいぐるみに扮し、顔出しNGの方の裏話を聞くという趣旨の番組です。
12月7日に放送されたこの日のゲストは、痴漢のえん罪をかけられたという男性キヨシさん(仮名)。番組の中で赤裸々に語られた体験談が、あまりに衝撃的でした。
一本早い電車が、全てを狂わせることに
2000年12月5日のこと。
妻と二人の子どもに恵まれ、マイホームを買って順風満帆な人生を送っていたキヨシさん。
この日はたまたま、普段とは違って一本早い電車に乗って会社に向かっていたのだそう。この一本早い電車に乗ったという行動が、キヨシさんの人生を狂わせる大きな分かれ道でした。
電車は肩が触れ合うくらいの混雑状況。乗り換えのためにホームに降りたキヨシさんは、服を引っ張られている感触があり、振り向くと一人の女性が自分の服を捕んでいました。
そして、
「こいつ痴漢!」
と大声で叫んだのだそう。
※画像はイメージです
事実無根だったため、「ふざけるな」とかなり腹が立ったというキヨシさん。
その後連れて行かれた駅の事務室、交番などでも弁明の機会を与えられないまま、あれよという間にパトカーに乗せられました。
キヨシさんはそのとき、初めて「おれ、痴漢だと思われてるの?」と疑われている事実を実感し、恐ろしくなったといいます。
ここから長いキヨシさんの苦悩の日々が始まりました。