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海外では『この交通機関』で出産! こちらでも医療関係者が活躍していた

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:@ClevelandClinic

赤ちゃんは、予定通りの日に、病院で生まれるとは限りません。

日本では2018年1月19日の午後、千葉県柏市のJR常磐線・柏駅に停車した電車内で、乗客の女性が子どもを出産。たまたま隣に座っていた看護助手の女性が介助をしました。

この出来事はメディアで大きく取り上げられ話題となりましたが、海外でも『奇跡的な巡り合わせの出産』が話題となっています

上空での緊急事態

学術医療センター『クリーブランド・クリニック』が、勤務している医師の活躍をウェブサイトで紹介し、複数のメディアに取り上げられています。

思わぬ場所での出産に立ち会ったのは、『クリーブランド・クリニック』に勤めるヘマルさん。27歳の、泌尿器科医です。

泌尿器科医ですが、ヘマルさんは7人の出産を介助してきました。

記念すべき8人目の出産の介助は、医療機器が整っておらず、本来なら人手もない場所でした。

隣り合っていた人は、力強い味方

2017年12月17日のこと、ヘマルさんは、インドのニューデリーからパリを経由してニューヨークに向かう航空機の、ファーストクラスに座っていました。

へマルさんは、映画を見ながらゆったりとした時間をすごしていたそうです。前日に友人の結婚式に出席したこともあって、疲労が溜まっていたため、シャンパンでも飲んで寝ようとしたのですが…機内で緊急事態が発生!

「医師が必要だ」という知らせを受けて駆け付けると、4歳の娘を連れた妊婦が産気付いていました。

出産に向けた準備を進める中、ヘルマさんの隣に座っていた女性も駆けつけます。彼女の名前はシェパードさん。なんと彼女も小児科の医師だったのです。

同じ飛行機に、偶然に乗り合わせていた医師2人は、協力して急ぎ出産の準備を進めます。

ヘマルさんは、自分の座っていたファーストクラスに妊婦を移動させると、シェパードさんと共に出産を介助。医療機器が少ない飛行機内でしたが、女性は無事に出産することができました!

後に、女性は出産当時のことを振り返って、こう語っています。

信用できる人たちの手にかかっていることが分かっていましたから、とてもリラックスして出産をすることができました。

病院の部屋で、医師や助産師がしてくれるようなことすべてを、彼らは私にしてくれたんです。

むしろ、それ以上に手厚かったかも。

Cleveland Clinic ーより引用(和訳)

『クリーブランド・クリニック』のウェブサイトによると、産まれた子どもはジェイクくんと名付けられたそうです。

冷静に対処したヘルムさん

ヘマルさんも、後に感想を語っています。

うまくいかない可能性もあったが、無事に産まれた。隣に小児科医が座っていてくれるような飛行機での出産は、運命といえるだろう。

Cleveland Clinic ーより引用(和訳)

そして、こう感謝の言葉を述べました。

神に感謝します。お陰様で、すべて上手くいきました。

Cleveland Clinic ーより引用(和訳)

ネット上には、「なんて素晴らしいニュースだ!」とヘマルさんとシェパードさんを称賛する声がたくさん挙がっています。

助けられる人が、同じ乗り物内に乗り合わせる奇跡。このような出産に、私たちは不思議な巡り合わせを感じざるを得ません。


[文・構成/grape編集部]

出典
Cleveland Clinic

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